思考

感動するために必要なもの

大宮駅にて。電車を降りて階段を上り、乗り換えのために隣のホームへ向かう。階段を降りたら、見慣れないデザインの電車がまさに発車するところだった。「なんだこれは」と一瞬頭にはてなマークが浮かんだけれど、まぁこういう電車もたまにはあるのだろう、…

流山での本屋プロジェクト、終了

3週間の間、場所を借りて本屋をやることができた。流鉄流山駅隣の観光案内所兼コミュニティスペース「machimin」で、期間限定の本屋プロジェクトを行った。観光でふらっと立ち寄った方、SNSを見て興味を持って来てくださった方、家族友人知人、さまざまな立…

思考の枠組み

「他人のことは変えられない。変えられるのは自分だけだ」そのような言葉を聞いて、無理やり他人を変えようと考えるのをやめた。もう何年も前のことだ。 例えば、よくしゃべる人と話をしているとき。相手の話が長くて退屈になることは誰にでもあるだろう。そ…

引越しを身軽に

大好きな雑誌「&プレミアム」のバックナンバーをパラパラと眺めていて、引越しの多い人生を送る人のヒストリーが目に留まり、読んだ。2~3年ごとに何らかの転機があって住居を替える生活を見ていると、身軽で本当にうらやましいなぁと思う。 私は昔から自…

「毎日働く人間」か「定期的に休む人間」か

休みなく毎日のように仕事をして、移動してまわって、忙しく過ごす。そういう日常に一時期憧れていた。過労を自ら買ってでようというつもりはない。そうではなく、休まず仕事をしていても身体が音をあげないくらい、充実した仕事をしていたい、ということだ…

成熟した大人の証

GLAYのHISASHIがYouTubeチャンネルを持っていて、そこで「カタカナ禁止飲み」という動画を投稿している。GLAYのメンバーが集まって「カタカナ言葉」を禁止しつつ楽しくしゃべるというもので、2020年の年末に引き続き第二弾の企画。GLAYには名曲が多く、また…

オトナの男の象徴としての木

大きな木を見ると心が落ち着くのはなぜだろう。なんとなく答えが出ていそうで、しかしはっきりしないその問いを、考える。それは、木の大きさに自分の将来を重ねて、自分もこうなりたい、と思うからなのかもしれない。 古くからずっとそこにあるものは無条件…

朝令暮改を許さない空気

「朝三暮四」について考えたのでもう一つ、似た言葉で「朝令暮改」がある。朝に発言したことと違うことを夕方に言う、つまり言動に一貫性がないことを指す。コロコロと方針を変える上司に振り回される部下を例にして、しばしば良くないこととして用いられる…

朝三暮四に甘んじる空気

「朝三暮四」という故事成語がある。宋の時代、トチの実を朝晩それぞれ4粒づつ食べていた猿に、コストカットを強いられた飼い主の狙公が「朝3粒、夕4粒与える」と言ったら猿が激怒した。そこで狙公が「わかったわかった。では朝4粒、夕3粒与えよう」と…

働き方のグラフ

将来のことをどこまで具体的に想定して行動するかが、生きる上で大事なのだと感じます。目の前のことだけに集中するのも良いのですが、広い視点に立って考えてみたら、目の前の行動がもしかしたら無駄なことなのかもしれないと気づく、ということもあると思…

暮らしをつくる役割

自由設計でつくった賃貸住宅に暮らしている。賃貸なので、自分の所有物だという感覚は当然ない。けれど、100%借り物だというこれまでの賃貸住宅ともまた少し感じ方が違って、自分が積極的に関与したことで生まれたのだという実感がある。間取りや内装材は、…

走りながら本を読んで考え事をすることができたら

ジョギングしながら本を読むことができて、そのまま自分の仕事についてじっくり考えるということができたら最高なのに。なんてことを急に思いついた。もともと、複数のことを同時に行うなんてことを要領よくできる人間じゃなかっただろうに。とも思うのだけ…

本をそっと差し出す仕事

9年間勤めた設計事務所を先月退職した。これから新しいこと、具体的には、本を扱う仕事に挑戦していこうと思っている。 sarusuberi-to-taiyo.com sarusuberi-to-taiyo.hatenablog.jp 自分と読書とをつなげるものが、サルスベリだった。真夏、ジリジリと暑い…

さまざまな意見

世の中にはさまざまな意見があって、それぞれに尊重すべきところがある。どちらかが正解で、どちらかが間違っている、というものでもない。自分はこう思うから、それとは逆の意見の人はおかしい、とはならない。正解は世の中にひとつだけでそれ以外は不正解…

つらいことがあったら、良いことが起きるための「フリ」だと思うこと

ピースの又吉直樹さんが近畿大学の卒業式でスピーチをしている動画を観て、相変わらずいいことを言うなぁと思った。ゆっくりと、淡々と、言葉を発するその姿勢から、読書家である彼の聡明さがにじみ出ている。 特に印象に残っているメッセージがある。それが…

大事なのは、続けること。

誰かが言っているのを聞いてその通りだと思ったその言葉を、ずっと頭の中で反すうしている。ことわざでは「ちりも積もれば山となる」と言う。ひとつひとつは小さな営みでも、継続することでそれが蓄積されていき、やがて大きな力になる。そういう言葉を、「…

0から1をつくることとは別の立ち位置で

0を1にする仕事を。無から有をつくる仕事を。その言葉に突き動かされるように、仕事をしてきた。コーポラティブハウスを一番最初から企画することに憧れたのも、何もないところから住宅をつくりたいと思ったからだ。今もその気持ちは変わらないけれど、そ…

自由設計と不自由

こうして休みの日に、まぁ一日外出しなくてもいいかな、と思えるくらいには、どこへも行かないことに慣れてきた。もともと遊びに行きたくて仕方ない!という方ではなかったから、あまり変わらないと言えば変わらないのだけれど。外はものすごい暑さ。雨が多…

成長を実感できる読書

本を読むとき、本に何を期待しているのか。たくさん本を読みたい!と思い、実際に本を読む、その原動力は何か。そんなことをふと、考える。 新しい知識を得たり、他人の意見を知ったりすると、いままでの自分にはなかった何かがぽっと身体に宿ったような、そ…

これまでの仕事とこれからの仕事

先週一週間、身体を動かす気持ちにどうしてもなれなくて、ジョギングをサボってしまった。朝起きて、事務所へ向かうまでの時間に二度寝をしてしまうことが原因だ。走ろうと思っても、なかなか身体が起きようとしない。それでも事務所へ向かう頃には心身とも…

自分にとっての「100個つくるもの」は何か

YouTubeで所ジョージさんがしゃべっているのをなんとなく見ていて、そうだよな、大事だよな、と思うことがあった。それは、1個生み出しただけでうまくいくという考え方が図々しくて、球数としては1,000も2,000も用意しないと、ということ。思い浮かんだたっ…

仕事で得たもの

大規模修繕のサポートをしているコーポラティブハウスに、修繕の完了を確認しに行ってきた。コンクリート打放しの外壁は化粧補修を経て生まれ変わったようにきれいになった。カラーモルタルの床も、こびりついたシミこそ完全には落としきれないものの、一段…

学びの比喩

「実際にやってみないと分からない」というのはよく聞くことだけれど、それができたら苦労しないよ、と言いたくなる。やってダメだったらやり直せばいいじゃないか、という助言にはたいてい、本当にやり直さなければならないときに払うコストの大きさを無視…

知性的であろうとする姿勢

自分が知性的にふるまおうとすることを、忘れていることにふと気づきました。知性的にふるまわなければならないということは、なんとなく心では分かっています。その時の感情や気分に任せてまるで客観的でないことを言い、自分の考えこそが正しいのだと曲げ…

5分

5分あればできるだろうと、言われることがある。 5分でできることなのに、なぜやらないのだ、と。 5分あればできることがわかっていて、 その5分が惜しいからやらないわけではない。 5分でできることをやらなかったということを、 その5分の労力を怠っ…

調和の場

西洋医学は体を「病と闘う戦場」ととらえる一方で、伝統医療はそれを「調和の場」ととらえる。その話を読んで、調和の場としての体に敬意をもって、大切にしようと強く意識するようになった。年末年始の気の緩みで調和が多少崩れた自分への戒めとして。 伝統…

消費者的なふるまいを度外視した買い物

高い満足度を得られる買い物とはどういうものか。この問いに、いまならこう答える。「消費者的なふるまいを度外視した買い物」と。 自分にぴったりのものが見つからないから、オーダーメイドでつくってもらう。それは家具でもいいし、雑貨でもいいし、大きい…

自分を導いた「何か大いなるもの」

休日。誰もいない部屋で、特にああしようこうしようと決めない、無為な時間を過ごす。仕事に精を出すことも大事なのだろうけれど、自分はどうやらそこまで頑張れないようだ。やらなきゃと思うことはある。自分がやらなければ、結果として不利益を被るクライ…

たちどまる時間

コロナ禍であっても、自分はそれほど働き方が変わっていないと思っている。事務所の近くに引っ越したおかげもあって、在宅勤務が増えているいまでも毎日事務所に歩いて行って仕事をしている。自宅で過ごす時間も緊急事態宣言中こそ多かったものの、いまは気…

本を読むときの、本に対する態度

風呂場でお気に入りの本を読みながら、ああそうか、本を読むことはそういうことなのか、と妙なところで安堵した。最後の「静寂」のページは空欄だ。そこに自分なりの静寂を思い描く。その直前のページは「静けさを理解し、世界を遮断する悦びを得る方法」と…