思考

大事なのは、続けること。

誰かが言っているのを聞いてその通りだと思ったその言葉を、ずっと頭の中で反すうしている。ことわざでは「ちりも積もれば山となる」と言う。ひとつひとつは小さな営みでも、継続することでそれが蓄積されていき、やがて大きな力になる。そういう言葉を、「…

0から1をつくることとは別の立ち位置で

0を1にする仕事を。無から有をつくる仕事を。その言葉に突き動かされるように、仕事をしてきた。コーポラティブハウスを一番最初から企画することに憧れたのも、何もないところから住宅をつくりたいと思ったからだ。今もその気持ちは変わらないけれど、そ…

自由設計と不自由

こうして休みの日に、まぁ一日外出しなくてもいいかな、と思えるくらいには、どこへも行かないことに慣れてきた。もともと遊びに行きたくて仕方ない!という方ではなかったから、あまり変わらないと言えば変わらないのだけれど。外はものすごい暑さ。雨が多…

成長を実感できる読書

本を読むとき、本に何を期待しているのか。たくさん本を読みたい!と思い、実際に本を読む、その原動力は何か。そんなことをふと、考える。 新しい知識を得たり、他人の意見を知ったりすると、いままでの自分にはなかった何かがぽっと身体に宿ったような、そ…

これまでの仕事とこれからの仕事

先週一週間、身体を動かす気持ちにどうしてもなれなくて、ジョギングをサボってしまった。朝起きて、事務所へ向かうまでの時間に二度寝をしてしまうことが原因だ。走ろうと思っても、なかなか身体が起きようとしない。それでも事務所へ向かう頃には心身とも…

自分にとっての「100個つくるもの」は何か

YouTubeで所ジョージさんがしゃべっているのをなんとなく見ていて、そうだよな、大事だよな、と思うことがあった。それは、1個生み出しただけでうまくいくという考え方が図々しくて、球数としては1,000も2,000も用意しないと、ということ。思い浮かんだたっ…

仕事で得たもの

大規模修繕のサポートをしているコーポラティブハウスに、修繕の完了を確認しに行ってきた。コンクリート打放しの外壁は化粧補修を経て生まれ変わったようにきれいになった。カラーモルタルの床も、こびりついたシミこそ完全には落としきれないものの、一段…

学びの比喩

「実際にやってみないと分からない」というのはよく聞くことだけれど、それができたら苦労しないよ、と言いたくなる。やってダメだったらやり直せばいいじゃないか、という助言にはたいてい、本当にやり直さなければならないときに払うコストの大きさを無視…

知性的であろうとする姿勢

自分が知性的にふるまおうとすることを、忘れていることにふと気づきました。知性的にふるまわなければならないということは、なんとなく心では分かっています。その時の感情や気分に任せてまるで客観的でないことを言い、自分の考えこそが正しいのだと曲げ…

5分

5分あればできるだろうと、言われることがある。 5分でできることなのに、なぜやらないのだ、と。 5分あればできることがわかっていて、 その5分が惜しいからやらないわけではない。 5分でできることをやらなかったということを、 その5分の労力を怠っ…

調和の場

西洋医学は体を「病と闘う戦場」ととらえる一方で、伝統医療はそれを「調和の場」ととらえる。その話を読んで、調和の場としての体に敬意をもって、大切にしようと強く意識するようになった。年末年始の気の緩みで調和が多少崩れた自分への戒めとして。 伝統…

消費者的なふるまいを度外視した買い物

高い満足度を得られる買い物とはどういうものか。この問いに、いまならこう答える。「消費者的なふるまいを度外視した買い物」と。 自分にぴったりのものが見つからないから、オーダーメイドでつくってもらう。それは家具でもいいし、雑貨でもいいし、大きい…

自分を導いた「何か大いなるもの」

休日。誰もいない部屋で、特にああしようこうしようと決めない、無為な時間を過ごす。仕事に精を出すことも大事なのだろうけれど、自分はどうやらそこまで頑張れないようだ。やらなきゃと思うことはある。自分がやらなければ、結果として不利益を被るクライ…

たちどまる時間

コロナ禍であっても、自分はそれほど働き方が変わっていないと思っている。事務所の近くに引っ越したおかげもあって、在宅勤務が増えているいまでも毎日事務所に歩いて行って仕事をしている。自宅で過ごす時間も緊急事態宣言中こそ多かったものの、いまは気…

本を読むときの、本に対する態度

風呂場でお気に入りの本を読みながら、ああそうか、本を読むことはそういうことなのか、と妙なところで安堵した。最後の「静寂」のページは空欄だ。そこに自分なりの静寂を思い描く。その直前のページは「静けさを理解し、世界を遮断する悦びを得る方法」と…

メモすることと、丁寧に伝えること

管理組合の理事会に出席しているときのこと。大規模修繕工事の流れについて質問されたので、こたえていたら、それを熱心にメモをとっている理事の方がいらっしゃった。 もう何度も言われ続けているし、自分もその重要性はしっかり認識しているはずなのだけれ…

寛容になること

「行けたら行く」という言葉は、「行けない」という意味でほぼ間違いない。そういう意見もいまは多いと思う。飲み会に誘われた人が「行けたら行くよ」と答えたら、それは行きたくないということだと思ってよい、だから期待するな、というように。そのような…

鳥の目

リフォームの打合せでクライアントのお宅へ。一緒に行った設計のスタッフが事前に素案を出していて、その詳細の説明とそれに対する要望の確認、現地状況チェックが主な目的。正直、設計スタッフが主に説明を行い、自分が主導権を持って説明をすることはほと…

振り切った住まい

YouTubeを観ていると、住まいづくりやインテリアにこだわっている他人のアイデアを知ることができて、面白い。これまで、こうしたアイデアは暮らし関連の書籍を買って読むことでしか得られなかったけれど、いまは動画で簡単に観ることができる。作り手が無償…

エッセイに詰まっている「本当」

その人が書いたエッセイを読むこと以上に、その人の「本当」を知る術を知らない。エッセイには、書いた人の正直な気持ちが現れているから。カリスマ書店員の新井見枝香さんの本だっただろうか。エッセイにはその著者の「本当」が凝縮されていると言っていた…

気まずい共存

その一言でどれだけ人が傷つくか、いい加減気づいてほしい。言っていることは正論だし、そういう言葉を招く元凶が自分にあることは確かだから、認める。けれど、そういう言われ方をしたら、先へ進もうとする意志が削がれてしまう。それを言われる方のことは…

夜空を眺める

新居への引越しの機会に、絵を描いてもらった。絵をオーダーしたのは、はじめてだ。清水の舞台から、ちょっと飛び降りた。 HASHIOTO HIROMIさんの作品は以前から好きで、イベントや個展に何度か行っていた。一面に広がる壮大な夜の世界が、自分の心を浄化し…

修行論

内田樹「修行論」を読む。大型書店で、そういえばまだ読んでいなかった、と思って手に取った。自分は果たしてこれまで修行してきたと他人に言えるだろうか。あの時が自分にとての修業期間だった、と言える時期があっただろうか。いや、ないなぁ。 その修業に…

「ものづくり」をしたいから、手紙を書いた

クリエイターにとって「ものづくり」は自分を表現する手段であり、現実的なことを言えば生活する糧である。つくることに誇りを持っているからこそ、哲学のある素敵なものができるのだと思う。自分の手を動かすことで、いままでになかった新しい「もの」を生…

情報の線引き

他人のことを批判したり中傷したり、といった意見が主にネット上で繰り広げられているのを見ると、うんざりしてしまう。別にいまに始まったことではないけれど、このところ特にそういう言葉に自分の気分が支配されているのを強く感じる。 「だったら、そうい…

感動と感謝

仕事終わり。かろうじて営業していたいつもの駅前の本屋で、新刊を見つけてすぐに手に取った。こういうときに躊躇わなくなったのは、最近になってからのことだ。 「利益の本質、それは『感動』です」自分は仕事を通して他者に感動を与えているのだということ…

当事者のその先に想いを巡らせるやさしさ

この週末はなるべく家で過ごそう、ひとまず事務所に行かなければ進まないような仕事はなさそうだし(もしかしたらあるのか・・・?やるべき業務が山積していることは確かです)、と思いながら今日を過ごしている。外は、暖かかった冬に来なかった分遅れてや…

自分の言葉の一歩先を読むこと

「自分の行動の一手先や二手先を想像したほうがいいです」風俗嬢に恋をしたというお悩み相談にびしっと応える著者は、なんと自分と同い年。そんな彼の言葉を読みながら、自分の未熟さ、自分の考えの浅さを知る。それを言ったことで相手はどんなことを思うだ…

心の余白

各地でいろいろなイベントが中止になっていたりして、「集まって楽しもう」というムードでなくなってきている。感染のリスクがある以上、それを防ぐためにはやむを得ない、という運営者の苦渋の判断なのであろうから、それ自体を非難はできない。イベントを…

心を波立たせない

「それは抵抗のつもりなのか。だとしたら下らない抵抗だな」 自分では抵抗だとは思っていなかったのだけれど、指摘されて冷静に振り返ると、そうか、抵抗していたのか自分は、と気づいた。そして、落ち込んだ。 確かに、そこに気遣いはなかった。イライラし…