2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧
事務所からほど近くに、土日限定でやっているカフェがある。普段は夜オープンするバーなのだけれど、そのマスターの奥さんが、昼間店を閉めているのはもったいないということでランチを出し始めたのだそう。平日そこにないものが、休日だけ現れる。一方自分…
「自分が客の立場で席について、コーヒーを淹れてもらうのが夢なんです」生き生きと、屈託のない笑顔で言ういつものカフェの店主が印象的だった。「そんなの、すぐ叶うでしょうに」なんて思って口にしたら、そうじゃないんです、と彼女は笑みを絶やさない。…
自転車に乗ってちょっとそこまで。いつもはジョギングで通っていた道も、自転車だとまた少し違った風景に見える。速く走っているからかな。胸が苦しくないからかな。 前職で足しげく通っていた篠崎という街も、区画整理で様変わりしていた。久しぶりに行った…
仕事終わりにいつものカフェでコーヒーを飲む。閉店ギリギリでほとんど居られなかったけれど、それでも、ちょっと人と話をしたい、話をすることで、心の中のもやもやした煙のようなものを、取り払いたかったのだと思う。そう、自分にとって行きつけの喫茶店…
手創り市があると知り、午後、松戸へ。旧米屋の中庭で行われるという作家さん企画の手作り品限定マーケットが、自宅からそう遠くない松戸にあるということで、興味を持った。しかし天気はあいにくの雨。午前中は晴れていたのに、昼過ぎから雨が降り始め、駅…
仕事終わりにコーヒーを飲みに喫茶店に入った。新しいスタッフだという彼女は建築学科で勉強中。将来は店舗設計の仕事をしたいのだとか。一応自分も大学で建築を勉強してきた(いまも勉強中)から、なんとなく話がはずんだ。留学するだとか、友達と海外旅行…
帰省時には必ず立ち寄ろうと思っている古本屋とセレクト雑貨屋がある。今日もそこで良さそうな本、雑貨を見繕う。 前から目にしてはいたものの、あまり心に響いていなかった栞が、なぜか今日、心の琴線に触れた。本の間から鳥が顔や尾を出す。小鳥が飛び回る…
実家に戻ると、時間軸が変わる、気がする。退屈と言ったら言葉は悪いけれど、それに近い。そのはずなのに、出来事ひとつひとつが刺激的で、面白い。米寿になる伯父(長男)は、電車とバスを使いこなし、突然やってくる。その伯父を送る途中、これまた超元気な…
西荻窪へ。仕事で一度来たことがあるくらいで、ほとんど知らない街だった。こんなに面白い街だとは思わなかった。 商店街があり、新しい、そして小さなお店がたくさんあり、昼間からお酒をひっかけているおじさんが集う飲み屋路地がある。一日歩き回っても飽…
好きで、たくさん乗りたくて買ったはずの新しい自転車に一度もまたがらずに、この3連休を終えてしまった。そうか、そんなもんなのか、と自分が自分に問いかける。新しいものへの愛は、熱中度合いは、その程度でしかないのか、と。そうか、買うまではものす…