IDEA

居場所

誰かにとっての「居場所」をつくること。それが仕事で自分がやるべき一つのテーマなのだと思った。 それをやっている人は周囲にたくさんいる。街のカフェやレストラン、本屋だってそうだろう。そこへ行くことで心が安らぐ。なんだかそわそわしていた心が落ち…

新書サイズのブックカバー

かばんの修理の話で思い出した。かばんの他にもいくつか革小物を持っている。 ひとつは、靴。これはもうたぶん10年近く、negroniのスニーカーを何足か買って交代しながら、ソールが摩耗したら交換してもらいながら、履き続けている。ルックスはもちろん、履…

自宅図書館

自分が買った本を、自分の本棚に置いて抱え込むのではなくて、自分以外の人と共有させることができたらいいなあと思っている。自分の蔵書をひけらかすとかそういうことではなくて、誰でも気軽にアクセスすることができる「経路」をつくりたい。きっかけは「…

建築専門選書

本屋さんとして、何か他者と差別化できるような面白い企画はできないだろうか。そんな疑問とたたかう中で今日、クライアントからアイデアの種のようなものを受け取れた気がした。 学芸大学駅近くにタイポグラフィ関連専門書店があって、その周辺の勉強を今し…

本のブレンド

本とコーヒーは相性がよい組み合わせだとずっと思っていて、読書の時間をより快適にするアイテムの一つにコーヒーがある。あたたかいコーヒーを飲みながら本を読む時間なんて、最高だ。 コーヒーには、ブレンドというものがある。複数の産地の豆を混ぜること…

架空の本屋

「16の小さな専門書店」という本屋が千葉にあった。千葉そごうのフロアーの中に、その名前のとおり、16の専門書店が本を並べている、といったものだった。SNSで見て興味を持ち、行ったのは2年以上前。調べたら2020年の3月に閉店したとのこと。 それぞれ別々…

猛読

本を売る仕事をしているから、本を読むことのメリットをしゃべることはそれなりにできる。自分自身、こんな体験をしたよ、とか、こんないいことがあったよ、とか。だいたいが嬉しい出来事であったから、その出来事を他人と共有できるともっと嬉しい。それが…

本の化学反応 ~book chemistry~

ただ単に本を紹介するだけでなくて、例えば2冊の本を選んで、その2冊が結びつくことで得られるものを紹介することができたら、面白そう。つまり本の化学反応。ブックケミストリー。水素と酸素が結合して水になるように、2冊の本が結びついて新しい価値が…

週末+本屋

日曜日だけオープンする本屋というのを、知った。場所は京都。良い雰囲気の本屋だ。日曜限定というテーマと、本と音楽と展示室という組み合わせも、素敵だと思った。本を読みながらのんびりする時間をより快適にする音楽という要素を混ぜている。 frufru-sha…

本屋にあったらいいなぁと思うもの

本屋さんで、本のほかにこんなサービスがあったら楽しいだろうなぁ、というものを考える。本を売る、ととらえるのではなく、そこからさらに視点を広げて、本を読みながら快適な時間を過ごす、そんな体験を売る、ととらえる。そうするとおのずとアイデアがひ…

静寂

本を紹介することを通して、本を読むことの楽しさを他人と共有したい。そんな想いから、もし自分が本屋をやるとしたら、どんな名前が良いだろうか、と妄想する。 キーワードは「静寂」。このところ気になっているワードだ。「静寂」という名の本屋がもし街に…

呼吸する本

「呼吸」をテーマとした本屋。息を吸って吐くような、特別でない読書をすすめる本屋。そんな「読み手」目線での呼吸の他に、もう一つの視点がある。それが、本の視点。 ★ 自宅の壁面本棚が徐々に本で埋まっていくのを見ていると、もしもっと本が増えていって…

本屋 呼吸

いつか本屋をやりたい。そんなささやかな夢がある。といっても、四六時中本を読んでいるようないわゆる「本の虫」ではなく、当たり前のように難しい本も読めるような人間ではない自分がやるのだから、「こんなに良い本がありますよ、だからぜひ読んでくださ…

アスパラガス

「アスパラガス」って、どういうガスなの?という問いに、はっとする。そうか、ガスか、、、。 いや、アスパラガスはそういう野菜だから。ガスじゃないんだよ。 だってさ、みんな「アスパラ」って呼ぶじゃない。てことは、アスパラ・ガスってことでしょ? ・…

自分は作家にはなれそうにないけれど、作家を紹介することはできるかもしれない

雑司が谷の手創り市へ。一番の目的は、ジャムを買うこと。この手創り市で出会って本当に美味しいと思ったジャム屋さんがまた出店しているとのことで。そういえば、しばらくジャムを切らしていて、朝パンを食べるのをまたしばらくサボっていた。 ジャム屋さん…

BIRD MARKER

帰省時には必ず立ち寄ろうと思っている古本屋とセレクト雑貨屋がある。今日もそこで良さそうな本、雑貨を見繕う。 前から目にしてはいたものの、あまり心に響いていなかった栞が、なぜか今日、心の琴線に触れた。本の間から鳥が顔や尾を出す。小鳥が飛び回る…

民泊とコーポラティブハウス

午前中、少し仕事。サポートしている管理組合の理事会で、民泊を認めるかどうか、それを管理規約にどのように組み込むかについて話し合った。そこでの意見に「民泊は無条件で悪、っていう考え方が好きじゃないんですよね」というのがあって、そうだよなぁ、…

ON読

最近でこそ人並みに本を読むようになったけれど、これが中学高校時代は全く本を読まない、典型的な読書離れの子供だった。図書室で本を借りたことなんて、数え切れるくらいしかなかった。だから何冊も何十冊も借りて読んでいる友達を見ては、どこか自分とは…

JAMと球根

THE YELLOW MONKEYの東京ドームライブの余韻が、1週間経ついまもまだ残っている。他にいない、唯一無二なバンドのツボをおさえたロックミュージックが、いつも自分の頭の中で鳴っていて、ときに仕事への集中力さえも奪う。なんて、仕事がうまくいかないこと…

砂漠

奥沢に「Children」というバーがあるということを、自由が丘のお店を紹介する「自由が丘の贈り物 私のお店、私の街」という本を読んで知った。そのネーミングを見た瞬間にぱっと頭に浮かんだのが、伊坂幸太郎さんの小説「チルドレン」だったから、その小説が…

Flower Shop Hightower

花屋をやりたい、花を売りたい、というほんとにささやかな夢がある。自分の風体を知っている人からは「頭がおかしくなったか」と言われそうだけれど。でも仕方ない。実は店の名前までもう勝手に決めている。「Flower Shop Hightower」自分と花とを結びつける…