本とコーヒーは相性がよい組み合わせだとずっと思っていて、読書の時間をより快適にするアイテムの一つにコーヒーがある。あたたかいコーヒーを飲みながら本を読む時間なんて、最高だ。
コーヒーには、ブレンドというものがある。複数の産地の豆を混ぜることで、苦みや酸味など、産地ごとの豆の味を「いいとこどり」する。私がオープン以来ずっと応援しているカフェでも、王道のブレンドの他に季節ごとに変わるシーズナルブレンドや、クリスマスブレンド、ニューイヤーブレンドなど様々なブレンドを用意している。それらの味を比べるのも面白い。
「本のブレンド」ふと、本にブレンドという言葉を組み合わせてたらどうだろうと思い浮かんだ。2冊もしくは3冊の本をブレンドさせて、一つの束として本を考える。例えば面白いエッセイ集と、悲しい小説と、奥深い学術書を一つの束にして、その3冊を同時に読んでみる。そうすることで様々な感情を体験することができないか。
その束と一緒に、ブレンドコーヒー豆を合わせて販売するというのも良さそう。こういう気分になりたい時にはこのブレンドがおススメですよ、といったように、イメージのテキストをつけるとより手に取りやすくなるかもしれない。