2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

狭量

午後、自宅で枯れてしまった植物の代わりを買おうと仙川の島忠へ行った。肩ひじ張らず、ホームセンターで安くさくっと買えばいいんだと気づいた瞬間に何となく視界が開けたのが2週間ほど前。たくさんの植物が並ぶなかから、ゴールデンプリペットとコロキア…

本を読むときの、本に対する態度

風呂場でお気に入りの本を読みながら、ああそうか、本を読むことはそういうことなのか、と妙なところで安堵した。最後の「静寂」のページは空欄だ。そこに自分なりの静寂を思い描く。その直前のページは「静けさを理解し、世界を遮断する悦びを得る方法」と…

写真集

写真集専門の書店に行った。吉祥寺駅を降りて、井の頭公園をつっきるように歩く。住宅街の先にあるその小さな書店に入るには、まず呼び鈴を押して店主に扉を開けてもらうことから始まる。消毒をして、静かに店内に入った。あっという間に見尽くしてしまいそ…

メモすることと、丁寧に伝えること

管理組合の理事会に出席しているときのこと。大規模修繕工事の流れについて質問されたので、こたえていたら、それを熱心にメモをとっている理事の方がいらっしゃった。 もう何度も言われ続けているし、自分もその重要性はしっかり認識しているはずなのだけれ…

マザーリーフ

植物をいただいた。どうぞ、ぜひ育ててみてください、と手渡されたのは、大きな葉っぱのギザギザした先に小さな葉っぱがびっしりついた植物。なんでも「マザーリーフ」というらしい。 自らの葉を栄養分にして、その表面から葉がさらに育っていく。そんな「つ…

文喫

本屋の本で知って興味を持った「入場料制という新しい形態をとっている本屋」に行くために六本木へ。 本を買う買わないによらずお金がかかるという点では、これまで体験したことはあるけれど(滞在時間に比例して席料がかかる喫茶店など(※))、最初に一定…

糸電話

文房具屋が好きだ。別にこだわり文具を使っているわけでもなく、また、ないからといって特別困ることもいまはあまりないけれど、小さな文房具屋に入り、店に並ぶ文房具を見ていると、どうやって使おうか、とわくわくしてくる。 将来、例えば何らかの理由で仕…

FUGLEN 浅草(再度)

田原町~谷中~小石川と、本屋巡りで歩いた一日。 田原町は「Readin' Writin'」。谷中は「ひるねこBOOKS」。弥生坂の上にある「緑の本棚」を通って、最後に小石川の「Pebbles Books」へ。けっこう歩いた。 Readin’ Writin'のあと、浅草寺の方へ向かって歩く…

寛容になること

「行けたら行く」という言葉は、「行けない」という意味でほぼ間違いない。そういう意見もいまは多いと思う。飲み会に誘われた人が「行けたら行くよ」と答えたら、それは行きたくないということだと思ってよい、だから期待するな、というように。そのような…