新しい雑貨屋

自宅近くに新しく雑貨屋さんがオープンしているのを、店の前を通りかかって知った。 そこには以前、雑貨屋というか文房具屋というか、とにかく雰囲気のよいお店があった。小ぢんまりとした店内で入るのにちょっと勇気が必要だったことと、その時に雑貨や文房…

君を思い出すから嫌いで

自由が丘に引っ越してきて、明日でちょうど1年になる。植木屋さんがお祝いに植えてくれたブルーベリーは、去年もちょうどいまごろ花をつけ始めた。きれいな花を咲かせ、そして7月にはふくよかな果実を生んだ。1粒だけのそれを、味わうようにして食べたの…

書店の役割分担

1か月ぶりに妙典へ。ゆっくりはできなかったけれど、都外の空気をたっぷりと吸い込む。外から見ると都内の人は大変な状況下を生きているように見えるらしい。その張本人たる自分にはそれほど危機感はなく、生活もさほど変わったわけではないのだけれど。 そ…

やぁ

待ち合わせ場所に相手がやってきたとき。イベントで、久しぶりに会う人と目が合ったとき。義妹夫婦のお店に遊びに行ったとき。そういうとき最初に、やぁ、と手を挙げて挨拶するのが自分の癖になっていることに、最近気づいた。あなたと会えて嬉しいです、と…

身体を大事にする食事

昼間、東林間のナツメヒロの企画展へ。個性的なぬいぐるみの可愛らしさに触れたのち、近藤九心さんの器を買った。盛ったものを食べ終わると、底に広大な宇宙が広がっている、そんな唯一無二のデザインが美しい。こういうささいな道具をきっかけにして食事が…

仕事のためのセンス入門

兵庫県に、憧れの本屋がある。ただそこを「本屋」と呼ぶことには少し違和感がある。「本がある家」といった方が近い。「BOOKS+kotobanoie」本好きの店主が自宅の一部を開放するというこの場所に行って本を読むことが、いまの自分の夢だ。店主の言葉を本で読…

走る、を続ける

ジョギングをしようと決めてはやめるを繰り返し、中途半端な感じでここまで来た。この中途半端な感じが自分にとって良くないことが分かっているのに、続けることができなかった。短い距離でもいいから毎日走ろう、その走っている時間そのものを楽しもう、と…

RELOAD

チケットがとれず動画配信での参加と思っていたLUNA SEAのライブに、急遽行くことができた。収容制限の緩和に伴い追加席が発売されたので、迷わず買った。 昨年1年間、暗いニュースに耐え、行動を我慢し、時にイライラを募らせながらも過ごしてきた。その憂…

LUCA

君が自由を 求めるなら 君の羽ばたく 僕は君の空になろう 君が羽を 痛めたなら 癒えるまでずっと 星を灯すよ いつまでも (LUNA SEA / LUCA) 延期になっていたさいたまスーパーアリーナ公演が、今週末に控えている。チケットはとれなかったのでライブストリ…

学びの比喩

「実際にやってみないと分からない」というのはよく聞くことだけれど、それができたら苦労しないよ、と言いたくなる。やってダメだったらやり直せばいいじゃないか、という助言にはたいてい、本当にやり直さなければならないときに払うコストの大きさを無視…

知性的であろうとする姿勢

自分が知性的にふるまおうとすることを、忘れていることにふと気づきました。知性的にふるまわなければならないということは、なんとなく心では分かっています。その時の感情や気分に任せてまるで客観的でないことを言い、自分の考えこそが正しいのだと曲げ…

アジア辺境論

土曜日。管理組合の総会に向かう電車内で、この本を読み始める。いつも思うのだけれど、内田樹の本を読むたびに、自分の無知、自分の無関心を実感する。常に考えて、言葉にして、世の中に問う姿勢が、自分と他人とでこうも違うものなのか、自分はそれで恥ず…

不安の正体

これからどういう働き方をしたら自分の身体が喜ぶだろうか、と考える。 こんな働き方をしたいんだ、というおよそのイメージは湧いている。しかし、そこにはいつだって不安がつきまとう。できなかったらどうしよう。思い通りにならなかったときに、元に戻れな…

手帳2021

新しい手帳を買った。新年の始まりとともに手帳も新しくする、というのが自分にとって自然で、1月始まりの手帳をずっと使っていたけれど、数年前の1月に買いそびれて以来、4月始まりの手帳を使うようになった。1月始まりの手帳が翌3月まで掲載している…

そば屋巡り

一つのお店を「行きつけ」と称して通い詰めるのではなく、浮気性の男のようにいろいろなお店に行っては、こっちはこれがおいしい、あっちにはこんな良いところがある、というように楽しむことを「〇〇巡り」という趣味と呼べるのであれば、自分にはいま、つ…

身体の神秘性

先月末から1週間ほど、入院していた。脳梗塞。 夜中、急に右半身が痺れるような感覚に、驚いた。しばらくうとうとしていたらおさまったので安心したが、朝起きても痺れが続き、力が入らず、歩きづらかったので、これはまずいと思った。朝一で自宅近くの病院…

浮き沈みする心との付き合い方

「ある意味チャンスだと思い、良いアップデートができればと感じます」ある作家さんのメッセージを見て、はっとなった。みんながみんな、対外的にはなんでもないようにふるまってはいるものの、どうしたらよいか本当はよく分からなくて、想像以上に自分の心…

目の前の本

本屋に行って本を買うことが習慣のようになっている。もっと言うと、習慣にすることを自分に課しているような気持でいる。だから、一瞬でも読みたいと思った本がどんどんと手元にたまることになる。 そういう本がたくさん本棚にあるのを見ると、目の前にある…

わたしウエディング・ドレス君を待つ

THE YELLOW MONKEYの新しいライブアルバム「Live Loud」を聴いている。特にDisc 2はレア曲も多く、聴いていて興奮する。 ボーナストラックに特に注目していた。『Wedding Dress~マリーにくちづけ』とある。「マリーにくちづけ」のライブ盤が聴ける!と驚き…

街の本屋

昨年参加したトークイベントで話をしていた店主による本屋さんが、名古屋にオープンした。クラウドファンディングで開業資金を募り、成功。建物の2階をどのように活用したら楽しいか、意見交換をした。本格的な始動をSNSで知り、新しい街の本屋さんの立ち上…

「読む」ことと「書く」こと

「読む」ことと「書く」こととの関係は、呼吸に似ている。そのことを若松英輔さんの本で読んで、なるほどと思った。 これまで自分は、本を読むことだけを呼吸ととらえていた。読書は別に崇高なことでもなんでもない。ただ読みたいから読むものであって、他人…

本屋にあったらいいなぁと思うもの

本屋さんで、本のほかにこんなサービスがあったら楽しいだろうなぁ、というものを考える。本を売る、ととらえるのではなく、そこからさらに視点を広げて、本を読みながら快適な時間を過ごす、そんな体験を売る、ととらえる。そうするとおのずとアイデアがひ…

そば屋

そばが好きだ。正確に言うと、そば屋でそばを食べるのが好きだ。何か大きなきっかけがあって、急にそう思うようになった、というわけではないと思う。いつの間にかそう思うようになっていた、という感じだ。昔はむしろそばは苦手だった。大みそかに家族で年…

Live Loud

THE YELLOW MONKEYのライブアルバム「Live Loud」が届いた。30周年記念ドームツアーでの演奏をまとめたコンプリート盤だ。前回のライブアルバム「SO ALIVE」を興奮しながら聴いていたのが22年前だというのだから、時間の経過を感じずにいられない。歌詞カー…

誕生日の記憶

家族の誕生日を1週間間違えた。何月何日生まれ、と正確に頭には入っている。それなのに、1週間前の日曜日、今日は誕生日だからとケーキを買い、祝った。最初こそノッてくれていた家族に「今日・・・誕生日?」と疑問を打ち明けられたときは、自分に起こっ…

好きな10%

外出自粛のムードを言い訳に、外に出ないで一日家で過ごした。金曜日の夜に土曜日のやることを決めたのだけれど、できていない。寝違えたのか、ちょっと首が痛く、また頭もずきずきと痛む。外は冷たい雨。明日には雪に変わるかもしれないという。ひんやりと…

1からはじめる

これまでに蓄えてきた知識や体験を一旦リセットして、新しいことを一からはじめる。そのことにこれだけ恐怖を感じるとは思っていなかった。もっと自分は堂々として良いはずで、逆境に負けないそれなりの強さがあると思っていたから、その感情に気づいたとき…

5分

5分あればできるだろうと、言われることがある。 5分でできることなのに、なぜやらないのだ、と。 5分あればできることがわかっていて、 その5分が惜しいからやらないわけではない。 5分でできることをやらなかったということを、 その5分の労力を怠っ…

少年と犬

美容院へ。いつもとまるで変わらないマスターとの会話によって、世界はいつも通り進んでいることを実感する。過ぎし方は多少変わっても、心持ちは変わらない。変えなくて良いのだと思うと、安心できる。いつも通りであると安心したいから、定期的にここに来…

交流する力

いま自分が仕事で会う人はみな、自分がいまの事務所に所属しているからこそ出会えた人である。それはクライアントに限らない。工事を依頼する工務店であったり、土地情報を紹介してくれる不動産屋さんだったり、コーディネートしているコーポラティブハウス…