時間をかけて片づけようと思っていた作業が結局今週もできず、週明けに持ち越すことになった。すべて自分のせいだ。週末は時間があるから、できるはずだと思っていた。しかし実際にその日がくると、どうしても片づかない。こんなことが何週も何週も、続いて…
内田樹の「日本習合論」(ミシマ社)に大好きな話がある。住まなくなると家は途端に傷みだす、という話だ。少し長いけれど、重要だと思うので引用する。 家というのは、人が住まなくなるとすぐに荒れてしまう。これは経験的に確かです。他人が住んでいるほう…
自分の体の健康を誇るとき、思い出すのはたいてい、小学生・中学生くらいのころのことだ。皆勤賞とはいかないまでも、小学校~中学校の9年間は、ほぼほぼ休むことなく、学校に通っていた。熱が出てしまってどうしても家から出られない、そんな風邪をひくこと…
ジョギングの習慣を取り戻そう。なんて息巻いて、朝早く起きて仕事前に一運動。筋肉痛がやってくる若干の恐怖はあるものの、清々しい気持ちで朝、仕事のために家を出た。それが月曜日。よし、これを毎日続けていけたら、また新しい自分になれるぞ。そんな期…
自分は他人よりほんの少しだけ、何かを継続させることが得意である。多少のうぬぼれもあるのだろうけれど、自分でそのように感じている。その好例がこの週末限定ブログである。16年以上続けていることなんて、他に何もないだろう。 ジョギングもある一時期、…
仕事をするうえで一番の禁物は、慌てること。冷静さを失うこと。焦って、動きが雑になること。そう思っていた。しかし最近はその考えも徐々に変わりつつある。もちろん極端は良くないけれど、慌てないように、焦らないように、と気負えば気負うほど、素直さ…
夕方、川沿いをジョギング。本当は毎日のルーティンにしたいと思っているのだけれど、なかなか実行に移せていない。罪滅ぼしのように、休日は思い切って腰を上げる。 とは言っても、張り切り過ぎて足に筋肉痛を残しては、週明けの仕事に支障をきたす。前回、…
いまの仕事の進め方を、休日に、じっくりと振り返る。 いまの自分に足りないことは何だろうか。もっとこうすべきだと自分で感じていることは何だろうか。それを言葉にするとこの二つに尽きる。「昨日より今日。今日より明日。できないことをできるようにしよ…
自由が丘のブックファーストに久しぶりに行ったら、店内撮影OKの貼り紙があって驚いた。店内での撮影による迷惑行為が多発しています、といった注意書きかと思ったらむしろ逆で、どんどん撮影してください、SNSに掲載してもOKですよ、その時はハッシュタグ「…
例年になくさらっと、日常から地続きで始まったゴールデンウィーク。いつもの週末より気持ち落ち着ける、といった程度の感覚でスタートした。天気が良く、朝早めに起きられたこともあり、午前中から買い物をしたり、気になっていたパン屋に行けたりと、有意…
久しぶりにジョギングを再開した。市川に引っ越してからは初めてだ。 しばらく前まで、「短い距離だけれど毎日走る」を習慣にしていた。その時は、走るたびに身体が軽く、走るのが楽になっていくのを感じて、毎日続けることの効果に驚いた。しかし、何かきっ…
本を声に出して読んで、つまりは朗読して、それをスマホに録音して、おそるおそる自分の声を聞いてみる。自分の声をこうして聞くのは、昔から嫌で、できれば避けたいことだ。ただ今日は、感銘を受けた本の中のひとかたまりを朗読して、それを発信するという…
今週のお題「ケチらないと決めているもの」 「本」がそうだった。ついこの間までは。今は何か。「コーヒー」だろうか。 これまで、本屋で新刊本を買う事だけは躊躇したくなかった。そのために、1か月の小遣いのうち少なくない割合を本代として、予算を組んで…
昔から自分に自信を持つなんてことはほとんどないのだけれど、こうして週末にブログを書くことについては、自分でも結構驚くくらい続いている。数えてみると、もうすぐ16年経つようだ。16年続く何かを他に持っているだろうか、考えてみる。社会人生活とか、…
新居に壁面本棚が帰ってきた。家具屋さんに一度預かってもらい、オイルメンテナンスを経て。5年間の自由が丘生活で肌もカサカサになっていたのだろう。見違えるように生まれ変わったようだ。 部屋にはぴったりとはまった。床から梁下までの高さがほとんど家…
新卒で就職した会社の二年先輩に、久しぶりにお会いした。退職以来だとすると、15年ぶりくらいになる。その時間の長さと、その間に自分がしてきたこと、得てきた(はずの)ことの多さに、めまいがする。しかし、皮膚感覚としては、あっという間と言っても良…
仕事終わり、地下鉄に乗ってボーっとしていたら、途中駅でベビーカーを持った夫婦が乗ってきた。すると、車椅子利用者等のためにある座席のない空間に立っていた若い外国人男性が、無言で前に進み、その空間を空けた。ベビーカーを持ったお父さんはそのまま…
引越しをして1週間が経った。5年ぶりに市川に戻ったとはいえ、久しぶりに環境が変わったことに身体が驚いたのか、週の初めはいろいろとリズムが崩れ、気が気でなかった。しかしそこは妙典。社会人になってから14年間住んでいた街に戻ってきたことで、すぐに…
知識が足りない。考えが足りない。そして、自身を役立たせて誠実に仕事をしていこうとする熱意が足りない。今の自分に足りていないと感じることは思いのほかたくさんある。その一つ一つを自分の体内に取り込んでいくためには、どうやって行動していくのがふ…
他人の体験を感じ、他人の意見を聞くことで、自分の体内に新しい思考の軸をつくることができる。それが読書の醍醐味の一つだろう。美術館で絵を観ることにしてもそうだ。絵を観て刺激を受けたという体験が、自分自身の表現を変えるきっかけになることもある…
「止めてはいけないと思った」彼のその言葉が頭から離れない。喉の調子が良くないこと、体調がすぐれないこと。そういったバンドのトラブルに襲われながらも、「自分はこのままステージに立つ資格があるのか」と自問する日々であっても、それでも活動するこ…
最近ジョギングができていない。運動不足をひしひしと感じる。その代わりに、夜寝る前にストレッチをしている。そうすることで運動をしたつもりになっている。 体が徐々に柔らかくなっていくのを感じて、嬉しくなってくる。数年前までは本当に体が硬かった。…
ジョギングの習慣がなくなってしばらく経つ今、また走ることを始めようと思ったのは、質の高い仕事をし続けなければいけないという危機感を感じたから。なんだか体が思うように動かない、とか、体調が悪い、とか、そうした感覚が仕事のしづらさにつながって…
職場で上司から、「土日月の三連休よりも、火曜休みの方がほんのちょっと嬉しいですよね」と言われて、そうなんですよ、と驚きながら共感した。休日明け、月曜日にぽつんと出勤して、火曜また休み。それだと一見、「火曜日の休みが月曜日にずれたら三連休な…
ここ数日、心が乱れるようなことが重なって、どんよりとした空気に身を浸している。そうしているのはあくまで自分自身なので、すっきりさせるのも自分次第。ただ、そうした空気に身を浸すことをよしとして、この週末を過ごしてしまった。 割と近い身内の不幸…
日々感じたことを自由に書く「エッセイ」と呼ばれるような文章を、すらすらと書けるようになりたい。そう思うようになって何年も経つ。15年以上前にふと思い立ってスタートさせたこの週末限定ブログが、そのエッセイを書くための練習になっているのは確かだ…
土日限定ではあるけれど、こうしてブログを書き続けることのメリットの一つに、その時の自分の精神状態を映した文字情報がずっと残り、後で自分で振り返ることができる点にある。例えばここ最近、いろいろなことが立て続けに起こり、やるべきことがたくさん…
昨晩、トイレが詰まって水が流れにくくなり、深夜にあわてて業者に電話した。混雑しているようで、来られるのはどうしても日中になりそうとのこと。なんとか来てもらい、修理をしてもらった。もし原因が分からなかったらトイレより奥の排水管内の問題かもし…
読書の楽しさを伝え、本を売る。そのことを究めようと決意して、3年半前に自営業を始めた。それなりの時間が経ってしまったなあと、ぼんやりと考える。当初想い描いていたような仕事が今できているだろうか?いやいや、と首を横に振らざるを得ない。その理由…
久しぶりの本屋巡り。仕事でBOOKSHOP TRAVELLERに行った後、これまで行ったことがなくてずっと気になっていた、ときわ台のイトマイへ行こうと電車を乗り継いだ。 板橋、というのがずっと頭にあったから、深く考えずにJRの板橋駅へ。板橋駅で降りたのは実は初…