建築

居心地よい住まい

コーディネートで携わっているコーポラティブハウスに、打合せで行ってきた。住まいを拝見し、愛着をもって暮らしてくれていることを強く感じた。 「朝起きた時に、この窓から射し込んでくる光を浴びるように廊下を歩くのが気持ち良いんです」「窓越しの緑を…

コーポラティブハウスの結束と楽しい時間

年末恒例のクリスマス会に呼んでいただき、今年も参加することができた。入居者同士の結束が強い、憧れのコーポラティブハウス。1年半くらいの空白期間はあったものの、またその管理組合運営のお手伝いをする縁に恵まれて、素直に嬉しく思っている。こんな幸…

moto.8

神保町の東京堂書店で行われた紙と本のイベントへ。紙モノを扱う作家さんの作品を見て楽しんだ。新しい作家さんにも出会い、刺激になった。 web.mamma-ru.com 「紙と本をたのしむ会」活版印刷や手製本の魅力を肌で感じられるイベントだったけれど、ここでは…

クセがすごい本屋

東京ステーションギャラリーで開催中のアアルト展へ。アアルトの建築や家具、照明器具のデザインを味わった。特にアアルトの椅子が好きで、スツール60やアームチェアパイミオなど、美しい曲げ加工のフォルムを堪能した。「親和力」人間の生活と自然との関係…

プロジェクトを成立させるということ

ずっと気になっていた新木場の複合施設「CASICA」に行ってきた。古くからある材木屋の倉庫のような建物をそのまま活用した商業施設の中には、物販やギャラリー、カフェが並んでいる。無機質な鉄骨柱がそのままむき出しになったラフな仕上げに冷たさを感じな…

自由設計の住まいづくり、始動

自分が住む住宅を、自分でつくっている。賃貸だけれど。 これまではクライアントの暮らしをつくるサポートをする立場だった。楽しそうに打合せをしているクライアントに触れては、自由設計の住まいづくりに意義があることを確かめていた。楽しかったから、で…

住まい手が楽しく、正しく暮らしていけるように

事務所で設計したコーポラティブハウスの懇親会にお邪魔した。共用部に集まり、テーブルを並べて、持ち込み料理を食べながら飲む。和気あいあいとした雰囲気で、「久しぶり~」「大きくなったねぇ~」なんて声も聞こえたり。竣工時に小さかった子供も、いま…

民泊とコーポラティブハウス

午前中、少し仕事。サポートしている管理組合の理事会で、民泊を認めるかどうか、それを管理規約にどのように組み込むかについて話し合った。そこでの意見に「民泊は無条件で悪、っていう考え方が好きじゃないんですよね」というのがあって、そうだよなぁ、…

建築をつくるうえでのポリシー

すごいと思う人、すごいと言われている人に少しでも近づきたくて、その人が読んだという本を読んでみたり、考えていることを辿ってみたりする。今日、国立新美術館へ行ったのも、彼が建築を通して発信している考えをなぞりたいと思ったからだ。 安藤忠雄展「…

日々勉強

国立新美術館で10周年記念展が開かれていると知ってから、改めて氏の本を読み直している。細かいことは抜きにして、それが本当に正しいかどうかは別として、とにかくがむしゃらに、一心不乱に取り組む、その姿勢を、自分も大切にしたいと思いながらこれまで…

建築を楽しむ教科書

昨日、事務所のスタッフと一緒に行った「社食堂」。いち設計事務所がここまでできるんだ、と驚かされた翌日の今日、手に取った雑誌に、「開く会社・開くオフィス」として掲載されていて、また驚いた。業界の最先端を行っている。私はと言えば、スタッフに誘…

11+1

竣工後まる2年を迎えたコーポラティブハウスの管理組合総会に出席してきた。こうして組合員皆さんにお会いする機会は決して多くなく、刺激を受ける。 世帯数は比較的多いものの、プロジェクト進行中からその入居者同士の仲が良く、その密度がより濃くなって…

仙川 引渡し

この週末は二日とも仕事。引渡しを控えたプロジェクトのオープンハウスと、引渡し会だった。 二日間、大忙しで動きまわった。日曜日の深夜、もう月曜日か、こうして少し落ち着きながら、それでもまた今日からまた1週間、引き続きやるべきことを忘れずに、と…

コーポラティブハウスの取り組み考

コーポラティブハウスの新しい取り組み方、企画について、考えている。 1 自分がいまつくりたいもの。それは、その住まいの中だけで機能が完結するのではなくて、外に対して、地域に対して開かれたコーポラティブハウス。入居者だけでなく周囲に対しても敬…

blanc

3月22日。 長く、進めてきたプロジェクトが竣工し、本日引渡しを行った。 地主様の想いがきっかけで始まったプロジェクトは、いまの事務所に入社した時にはすでに始まっていたので、3年弱の期間、関わっていたことになる。 堂々と完成した建物を目の前にし…

打席に立っている

3月1日。日曜日。 夕方、少し仕事。 築10年を超えたコーポラの、大規模修繕について入居者と打合せ。必要な修繕項目を提案して、実施の承認をもらった。予算枠は決まっている。あとは工務店と打合せをして、きちんとした見積と工程表を出して、進める。 いま…

上棟式

12月7日。日曜日。 施工中プロジェクトの上棟式。施主の方々に久しぶりに集まってもらえる機会。集まれてよかったと思う。 工事については苦難が続き、施主の方々には負担を強いてしまっているけれど、いまできることは、これ以上負担をかけないように、高品…

期待されている役割を実現させたい

11月24日。 今月末に引き渡すコーポラティブハウスの内覧会にお誘いいただき、参加してきた。自由設計の内装ももちろんそうだけど、事業の仕組みについても非常に興味深い、これからの自分のプロジェクト企画の参考になるコーポラだと思う。個人的には、前職…

竣工10周年記念

8月24日。日曜日。 自由が丘の竣工済みコーポラが今年10周年を迎えた。入居者発案の記念パーティに誘っていただき、参加してきた。パーティ、といってもそんな厳かなものでは決してなく、入居者の皆さんが手作りの料理など、食べたいものを各自持ち寄って、…

引き渡した

6月21日。土曜日。 吉祥寺のプロジェクトが竣工、本日引渡しを迎えた。 地主様の想いがきっかけで誕生した2つのコーポラ。2期はシンプルなファサードとシンボルツリーの楠が特徴。 そういったハードのことよりも、それに関わった人間の関わり方ほうが印象…

オープンハウス kj2

6月15日。日曜日。 来週引渡しを迎える吉祥寺のプロジェクトのオープンハウスを行った。前作(http://bibbidi-bobbidi-do.hatenablog.com/entry/2012/12/23/232130)から1年半か。またひとつ、カッコいい建物が完成したように思う。スタッフの、プロジェク…

Tears in Heaven

打合せで吉祥寺へ。天気も良く、暑さすら感じた休日の昼間、駅前の歩道には、座って休む若者の列。そこで流れる、アコギのメロディ。エリッククラプトンの「Tears in Heaven」。大学時代を思い出す、懐かしい音色。ストリート演奏をしてるのかとあたりを見渡…

総会

☼ 施工中コーポラの建設組合総会で、吉祥寺に行ってきた。年初の2週連続の大雪などの不可抗力もあり、また繁忙期の慢性的(急性的?)な職人不足によって、工事は思うように進まない。工務店に頑張ってもらわなければならないこと、入居者にお願いしなけれ…

床付

3月15日。土曜日。 昼間、経堂で稼働中の現場で床付(とこづけ)見学会。建物が載る地盤の状態を確かめる。杭を打たないので、この地盤が建物の荷重を支えられるものでなければならない。 建物の躯体はまだなく、ただ土を掘っているだけと言われればそれまで…

賃貸

完成までのプロセスが非常に面白い賃貸住宅があり、その完成お披露目会に招待頂き、参加してきた。練馬区は平和台。木造3階建て、総戸数8戸のいわゆる賃貸マンション(マンションという表現はあまりフィットしないけれど)。このプロジェクトが面白いのは…

大規模修繕

2月16日。日曜日。 午前中、竣工コーポラの総会に出席した。管理組合も11期目を迎え、そろそろ大規模修繕が必要な時期になってきた。外壁の汚れが特に目立ち、足場を組んでの大々的な洗浄、撥水剤処理等が必要。その前に、工務店による大規模修繕前調査を行…

プロジェクト始動

7月20日。土曜日。 企画中のプロジェクトの組合結成式。 今日から、ひとつのプロジェクトが正式に始動する。 以後、ぬかりのないように。 後戻りはできないので。 毎度のことながら準備不足に怯え、当日の不備に怯えながら朝を迎える。 途中、何度もへまをし…

低いもの

休日なのに仕事をしている。やることがあってせわしなく動いている。それらの事実がさらに自分をやる気にさせる。メールの受信数の多さに若干気が滅入りながらも、「安藤様 お世話になっております」「安藤様 ご連絡ありがとうございます」こういった文字を…

地図に残る仕事

都内を歩いていると、ふと、自分がかつて携わった建築がすぐ近くにあることを思いだし、立ち寄ることがある。そういえば竣工してから見ていなかったっけ。あの時はまだ着工前だった。そうだよ、だって、監督と一緒に現場事務所探したんだから。 堂々と聳える…

オープンハウス nkm

12月23日。日曜日。および天皇誕生日。 今日は、先日竣工引渡しを迎えたコーポラティブハウスのオープンハウスだった。 コープラティブハウスならではの、入居者がこだわりにこだわってつくりあげた細部を見て、「暮らしに対してこういう考え方があるんだ」…