総会

 

施工中コーポラの建設組合総会で、吉祥寺に行ってきた。年初の2週連続の大雪などの不可抗力もあり、また繁忙期の慢性的(急性的?)な職人不足によって、工事は思うように進まない。工務店に頑張ってもらわなければならないこと、入居者にお願いしなければならないこと、などありつつ、なんとかここまで来た。完成まであと少し。

 

総会では、引渡し前ということもあり、報告内容、決定事項が盛り沢山だった。それをひとつづつ説明する。もちろん時間は限られている。無尽蔵に時間があって、組合員の集中力も無限にあれば、なんの問題もないのだけれど、もちろんそうはいかない。必要なことを的確に、必要のないことは省略して、でも重要なことはスルーせず、丁寧に。そのさじ加減がほんと難しい。

 

時間を意識してしゃべればしゃべるほど、無駄な言葉が多くなって、焦って、早口になってくるのが分かる。こうなるとだんだん、自分がなにを言ってるのかすらわからなくなってくる。こうなるまえに、ひと呼吸してリセットする。その繰り返し。組合員に伝わったか、今日も不安でならない。

 

みんなに意見を出してもらうべきところは意識して黙り、意見が出るのを待つ。それだけだと進展しないので、あるタイミングで「ではまとめて、こういうことで進めましょうか」と言って結論を提示する。必要なタイミングでこれらの立場を駆使できる、ファシリテータになりたいと思う。

 

 

その後、場所は上野毛へ移る。こちらは、竣工済みコーポラの管理組合定期総会。小規模であるが故の、終始アットホームな雰囲気が心地よかった。

 

作成した決算書にミスがあった。エクセルの表計算のセルを間違えるという凡ミス。理事長の指摘で気づき、それが表計算の違いのみの誤りであることに安心した自分がマズかった。同席してたスタッフ(人生では大先輩だが、事務所では後輩)が、平身低頭して、謝った。「計算ミスとはいえ大きなものです。至急直して再度提示します」。小さな問題だと思った自分が恥ずかしくなった。事務ミスに、程度問題はないんだ。

 

「事務ミス」をナメるな! (光文社新書)

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