大規模修繕

2月16日。日曜日。

 

午前中、竣工コーポラの総会に出席した。管理組合も11期目を迎え、そろそろ大規模修繕が必要な時期になってきた。外壁の汚れが特に目立ち、足場を組んでの大々的な洗浄、撥水剤処理等が必要。その前に、工務店による大規模修繕前調査を行い、本当に必要な項目を抽出する。目視だけでは気づかない補修箇所などを探すのが目的。まず今期、その調査を行い、それをもとに、10年前の竣工時に作成した長期修繕計画を見直す。いまの建物の劣化状況、工務店の工事単価に則った、長期修繕計画を新しく作り直す。そして、既に積み立てている修繕積立金と相談しながら、来期に行う修繕工事を決めていく。

 

総会の場では、「本当に足場を組まなければできないのか」とか、「大規模修繕のために融資を受けることが可能なのか」とか、さすがに大きなお金が絡むだけあり、組合員からいろいろな質問が出た。本当に必要かどうかを慎重に検証して、で本当に必要なことはケチらないで、建物を維持していく。そのバランスが、大変だけど大切なのだと思った。

 

こうやって全住戸の組合員が集まって、全員が発言して、管理組合を運営していく、というのも、これが総戸数30戸を超える分譲マンションでは困難なことだよな、と思う。空洞化が進むと総会の場も寂しくなり、結果として建物の早期劣化につながってしまう。そうならない管理組合運営ができているという点で、コーポラは建物の長寿命化に寄与していると思う。