
週末のジョギング。こう暑い日が続くとやはり萎えてくるけれど、やめてしまうわけにはいかない。誰からも強制されているわけではなく好きでやっているので、楽しみながら、自分で自分に喝をいれながら、走っている。昨日は江戸川の花火大会だったので、もしかしたらいつものコースである川沿いに人が集まっているかもしれない。そう思って昨日は走れなかった。だから今日走らないとまた1週間空いてしまう。今日は走らなければいけない日だった。
ジョギング中の脳内BGMはたいていTHE YELLOW MONKEYの「パール」。走るリズムとテンポが一致するので気持ち良い。「負けるなよ」という歌詞が自分を奮い立たせてくれるのもよい。
「パール」もよいけれど、今日は気が向いて「罠」を脳内で歌った。こちらもbpmが足のリズムにぴったりだ。微笑んだ死神から逃げるように、走る。こちらも興奮してきてジョギングにもってこいだ。
ギターソロが明けて最後のサビに入る前のブリッジ。聴き手の血が沸騰する最大の山場だ。
ドキドキするのは心臓が
生きたいからだと動いてる
一生懸命血を送り
破裂寸前であの世に行くまで
(罠/THE YELLOW MONKEY)
吉井さんが札束をばらまく直前、一拍の無音がある。ここで曲全体を支配する拍子がずれる。私が「罠」を愛する理由の一つがこの「絶妙なズレ」だ。しかし、リフのごとく淡々と繰り返し歩を進めるジョギングでのこのズレは、「右(や)・左(み)・右(から)・左(ーの)・右(ー)・左(ーて)・右(ーま)・左(ねき)」という足のリズムを反転させる。その一瞬の違和感が呼吸を乱す。この曲の中では大事なアクセントだと思っているけれど、ジョギングの脳内BGMには合わないな、と思った。家でじっと目を閉じて聴くにふさわしい。


