「今日はダメだ」に怯えない

週末限定更新をうたって続けてきているこのブログ、そろそろサボり癖がついてきたようだ。机に座り、パソコンの画面を広げ、深呼吸をしても、なかなか文字を起こすことができない。

 

とは言え、そんなに強い信念を持てているわけではない自分が一つのことを15年も続けられているのは、それを「毎日」ではなく「毎週末」と限定したからに他ならない。毎日やろうと決意していたら絶対に三日坊主で終わっていたし、気が向いたら書こう、くらいにしか思っていなかったらそれはそれで全然書けなかったと思う。7日のうち2日くらいがちょうど良い塩梅なのだろう。

 

みんな、続けるということを軽視している。すぐやめてしまうなんてもったいない。続ければ絶対に力になるのに。そのような意見を坂口恭平さんの著書で読んで、そうだよなと思った。そのような言葉に触れる度に、一応はブログを書く事を続けてきている自分を、よくやってる、と慰めてきた。他人よりもほんの少し、何かを続ける忍耐力がある方なのかもしれない、という自信もついた。

 

だからこそ、書けない日があっても、そういう日もあって良いと認められるようになった。毎週末忘れずに書いて、数年後に習慣そのものがなくなってしまうよりは、多少穴があいても、書くという事を身体にしみ込ませて、この先20年30年、ずっと書き続けていく方が良い。その日その日の「今日はダメだ」に、必要以上に怯えないようになったのは、続けることを目指してきた自分にとっての大きな成長だと思っている。