2023-01-01から1年間の記事一覧

夢を夢のままにするのではなくて

こうしてブログを書き続けることのメリットの一つに、昔自分がどのように過ごし、何を考えていたかを振り返ることができる点にある。書き記していなければ完全に忘れていた出来事も、すっと思い出すことができる。日記帳に手書きで書くのも趣があってよいけ…

反抗心

しばらく前に仕事上のことで注意されたのが、ずっと心に残っている。一言一句を覚えているわけではないけれど、その時の胸に刺さるような刺激が、今でも体を蝕むことがある。忘れたい出来事であっても、忘れずにこうして向き合うことで成長し、次のステージ…

街はクリスマスイブ

街はクリスマスイブ。毎年のことだけれど、あまりこういうときに商戦に乗りたくない天邪鬼な自分は、世間の「●●を買わなきゃ」という圧に逆行するように、消費を抑えながら過ごしている。 昨日は、自宅近くの人気ケーキ屋の前の通りに想像を超える大行列がで…

コーポラティブハウスの結束と楽しい時間

年末恒例のクリスマス会に呼んでいただき、今年も参加することができた。入居者同士の結束が強い、憧れのコーポラティブハウス。1年半くらいの空白期間はあったものの、またその管理組合運営のお手伝いをする縁に恵まれて、素直に嬉しく思っている。こんな幸…

「何事も前倒しで実行」精神と、「同じ失敗を繰り返さない」精神

今月下旬から来月にかけて、自営業の事務仕事を重点的に、時間を有効に使ってやろうと思っている。平日の忙しさに甘えて、ついおろそかにしてしまいがちだからだ。こういうとき、たいてい犠牲になるのは、自分の裁量で仕事の時間をコントロールできる自営業…

居場所

誰かにとっての「居場所」をつくること。それが仕事で自分がやるべき一つのテーマなのだと思った。 それをやっている人は周囲にたくさんいる。街のカフェやレストラン、本屋だってそうだろう。そこへ行くことで心が安らぐ。なんだかそわそわしていた心が落ち…

繰り返し

RUN

夜、日課のジョギング。腰が痛い。どうやら体調とか天気とか、そういうことが原因ではないらしい。一日特に外出する予定がなく、のんびりと過ごしていると、体が固まって動きにくくなる。そんなところで走り出すから、痛くなるのだと思う。習慣、というか仕…

成熟

今週のお題「マイ流行語」 しばらく前から、自分が少しずつ成長しながら生きるという意気込みを「成熟」という言葉に込めている。内田樹さんの著書の中では度々登場するこの言葉、今の自分を支える重要な言葉だと感じている。流行語を、刺激がありながらも一…

腕の筋肉痛

この二日間、たねまめマルシェとCaffe Nilと出店が続く、ちょっとハードスケジュールだった。二日間、本をたっぷり詰め込んだトランクケースを転がしながら電車に乗り、歩いたら、右腕が筋肉痛になった。ジョギングこそ日課になっているけれど、上半身は意識…

寒さとコーヒー

一日、家で事務仕事をしながら過ごした。とうとう暖房をつけてしまった。12月に入ったらと思っていたのに、空気の冷たさを我慢することができなかった。こうして憂鬱な季節が始まる。 そうするといつにも増して、温かいコーヒーが手放せなくなる。コーヒーを…

ロックが医療になる

THE YELLOW MONKEYが来年の4月に東京ドーム公演を行うことを発表した。年末の武道館公演が中止になり、残念に思っていた矢先のことだった。いつも何か驚くような発表をしてくれる彼らの気持ちが本当に嬉しくて、少し先の未来に向けての目標ができた。その日…

カレーはガソリン

久しぶりに行った老舗っぽいカレー屋さんで、チキンカレーを食べた。昼どきをちょっと過ぎてしまい、いつになく空腹にイライラさせられ、そんな他愛もないことで不機嫌になる自分にげんなりしながらやっとたどり着いたそのカレー屋さんは、まるで何年経って…

どんなに不本意な人生であっても

お題「忘れられない映画やドラマのセリフ」 どんなに不本意な人生であっても、逃げずに、立ち向かうことでしか、本当の幸せを手に入れることなどできません。 「相棒」で特に好きな話。夜行バスの中。愛人を撃って海外に逃走しようとする月本幸子(鈴木杏樹…

朝の掃き掃除

朝、駅のロータリーでゴミ拾いをしている人を見た。駅前の再開発の現場監督だろうか、作業服に安全帯という格好。駅へと向かうたくさんの人をささっとよけるようにして、淡々とゴミを拾っていた。その姿を、発車待ちの電車の窓からぼんやりと眺めながら、ふ…

Season1-2 教授夫人とその愛人

シーズン1 第2話「教授夫人とその愛人」 亀山薫の男らしさというか、「熱血漢」という言葉がふさわしいということを感じさせる印象的なシーンがあって、いまでも鮮明に覚えている。高層階のレストランで美和子を待つ薫が窓の外を何気なく眺めていると、ビル…

戸締り

「嫌いな言葉は『戸締り』」。伊坂幸太郎の小説に登場する泥棒・黒澤が、何かで言っていたのをふと思い出した。 私はその逆で、戸締りのし忘れがとにかく怖い。新卒で入った建設会社で現場監督の研修をしていた時、夜、一通り窓に鍵がかかっているか、チェッ…

満月

RUN

夜、日課のジョギング。もう肌寒いくらいの気温になってきた。いつもは暑くてすぐ汗ダラダラになるのだけれど、そろそろ逆になりそうだ。早く体が温まってほしい、というように。 ふと夜空を見上げると、大きな満月が。空に吸い込まれそうになる。だだっぴろ…

本との距離感

本を扱う仕事をしていながら、こんなことを言うと本業失格だとお叱りを受けそうだけれど、本と自分との距離感はそれほど近くないと思っている。 寝食を忘れるくらい読書が好き、という人は確かにいる。そして、そういう人と比べたら自分はきっと「好き」の部…

二つの仕事の優先順位

二つの異なるやるべき仕事が同時に訪れたと仮定して、どちらを優先して行うべきか、という判断は、いつだって悩ましい問題だ。ある程度優先順位付けのルールが定まっていれば迷うことはないのだろうけれど、そう簡単にいかないことが多いのが実際のところだ…

ゴミ袋を突き破る枝

朝、自宅まわりの植栽の手入れを少しした。ユキヤナギが方々に伸びて鬱陶しいくらいだったので適度に切った。門扉となりのランも、アスパラガスも、アイビーも、夏の間に蓄えたエネルギーを放出するかのごとく、暴れていたので、枯れた葉は取り、また丈を短…

新書サイズのブックカバー

かばんの修理の話で思い出した。かばんの他にもいくつか革小物を持っている。 ひとつは、靴。これはもうたぶん10年近く、negroniのスニーカーを何足か買って交代しながら、ソールが摩耗したら交換してもらいながら、履き続けている。ルックスはもちろん、履…

かばんの修理

長く使っている革のかばんの、内側の張地が破れてずいぶん時間が経っていたので、買った店に修理をお願いしていた。2週間ほど前の話。 普段のメンテナンスを怠っていたせいで表面はカサカサで、一時は思い切って買い替えようかとも思ったけれど、そのエイジ…

自宅図書館

自分が買った本を、自分の本棚に置いて抱え込むのではなくて、自分以外の人と共有させることができたらいいなあと思っている。自分の蔵書をひけらかすとかそういうことではなくて、誰でも気軽にアクセスすることができる「経路」をつくりたい。きっかけは「…

お祭りが嫌い

自由が丘に引っ越してきて3年半。通勤し始めた時から数えると11年以上経った。それなのに、いまだに休日の賑わいぶりに慣れない。いやむしろ耐えられなくなってきている気がする。 駅周辺では今日、明日と女神まつりが開催。駅のロータリーにステージができ…

街のそば屋さん

月に2回ほど、妙典に行く。数年前まで住んでいた場所に、いまは仕事で訪れるだけだけれど、行くたびに都内と違った柔らかい空気に、心が和む。空気が肩にのしかかる、その気圧が低くて身軽になる感じ、と言ったら大げさだろうか。ただ精神的な開放感は都内に…

加熱たばこ専用喫煙席

三軒茶屋駅に行った。改札を出て、パティオを過ぎて真っすぐ行くと、階段で地上に上がる直前にガラス張りのカフェの店内が見える。いつもそこを通るたびに、このカフェにはどうやって行くのだろうか、すぐ近くに入口はなさそうだし、と思っていた。 今日、地…

結果オーライ

仕事で何度も行っていた上野毛の住宅から、自宅まで歩いた。地図上で、歩けない距離ではないなあと感じてはいたけれど、いままで実際に歩こうとまでは思わなかった。今日、行きは電車でいつもどおり行って、急遽歩いて帰る必要性が生じ、歩いた。体感として…

善行

よく行くカフェでのこと。テラス席に座っていたら、前の道路でカサカサと音がした。音の正体はすぐに分かるものだった。プラスチックのトレイ状のゴミが風に吹かれて道路を滑っていた。 こういうとき、拾わなきゃな、とは思うのだけれど、その時のゴミとの距…

大木のトンネル

RUN

特に予定のない休日だったので、駒沢公園を一周するジョギング。平日に走れない距離を、ここぞとばかりに走った。足首にかかる負荷がもたらすほんのわずかな痛みが、身体を使って有意義に走っていることを自覚させる。 駒沢公園のジョギングコースで、特に走…

どら焼き

私は和菓子の中でどら焼きが一番好きだ。「和菓子」という縛りの中で好きな食べ物を考えることは普段なかなかないけれど、何か舌が甘いものを欲するときに、どら焼きを食べることが割と多いので、ふと「自分はどら焼きが好きなんだな」と気づいた。本当に最…