Season1-2 教授夫人とその愛人

シーズン1 第2話「教授夫人とその愛人」

 

亀山薫の男らしさというか、「熱血漢」という言葉がふさわしいということを感じさせる印象的なシーンがあって、いまでも鮮明に覚えている。高層階のレストランで美和子を待つ薫が窓の外を何気なく眺めていると、ビルの屋上からいまにも飛び降りようとしている女性が目に入る。慌ててそのビルへと走って向かう薫。ようやく屋上に着き、飛び降りは思いとどまったものの、そこへうずくまっている女性を見つけ、保護する。するとその女性が突然、「わたし、人を殺しました」と言い、薫を驚かせる。フツー間に合わないだろう・・・、と思うような状況でも全力疾走で助けようとする薫の姿に冒頭から胸を打たれる。

 

車の中で人を殺したという女性の証言とは裏腹に、その車をどんなに調べても死体が見つからない。確かに殺した、と言い張る女性と、それを妄言だと言い張る愛人の教授のどちらが正しいのか。右京と薫は、死体隠しのカラクリを見破る。

 

「試薬に反応する試薬もまた、あるんですよ。私にこの貴重な一滴を使わせなければ、あなたは罪を認めないんですか!!」右京の知的な説教が胸を突く。思えば、物静かな右京が激高するシーンは本当の初期からアクセントとして存在していたのだ。