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シーズン2 第7話 「消えた死体」
ヤミ金の取り立て屋をやってる栄一(役:マギー)。ある日、取り立てに向かったアパートで、顧客の阿部賢が死んでいるのを目撃する。取り立てを苦にした自殺であると書いた遺書を握りしめており、ヤバいと思った栄一は、その遺書を持って逃げ去る。ヤミ金の親分に状況を電話すると、親分は「死んだという証拠を見せなさい」と言う。写真を撮ろうとアパートに戻るが、なんと数分前までにそこにあった死体が消えていた。
「栄一と別れようと思って」そう薫に相談してきたのは、薫の友人の真子。真子は、一度は改心した栄一と結婚していた。「あのヤロー、真子ちゃんを裏切りやがって」薫は怒って栄一を訪ねる。そこで栄一は「助けてくれ、このままじゃ親分に殺される」と泣きついてくる。仕方なく薫は、その消えた死体を探そうと、阿部賢が経営している葬儀屋を訪れるが、妻の由紀子に「あの人とは別れました。もうそっとしておいてください」とあしらわれてしまう。
薫から相談を受けた右京からの質問で、実は栄一は阿部賢と面識がないことが分かる。つまり栄一が見た死体は阿部賢ではないという可能性がある。そこで右京は、借金の取り立てから逃れるための偽造自殺ではないかと疑う。では死体はどうやって用意したのか。そこで阿部賢の家が葬儀屋であることを思い出し、それなら死体を用意できるのではないか、と推理する。
右京と薫の追及にシラをきる由紀子。証拠を見つけようと、葬儀屋の倉庫を案内してもらうことに。そこで右京はあるものを見つけ、偽装自殺の真相を暴く。
かつて悪事を働いて薫に逮捕された過去をもつマヌケな男・栄一。そんな彼が事件に巻き込まれ、右京と薫を道連れにします。あいかわらず栄一はダメ男だが、そこは男気ある薫のこと。渋々でも栄一を助けようとするのだが、消えた死体を探すうち、事件は思わぬ方向へ向かっていきます。
このままでは指を切断される、と薫に泣きつく栄一がみっともなくて、でも憎めない感じがイイ。マギーがはまり役です。
んでその親分。右京お気に入りの名曲喫茶で会ったことのあるその男に対して「ぼくはあなたみたいな人間が大嫌いなんですよ」。淡々ときつーいことを言う右京がカッコいい。「ぼくにはどうしても友達ができないみたいだ」そう嘆く親分もなんかカッコいい(悪いヤツだけど)。この二人のやりとりには、最後の最後、牢屋に入った親分に右京が名曲喫茶で流れていた音楽をプレゼントする、というちょっとホッコリするオチがついています。あとは、一度は愛想を尽かされるも、最終的に真子ちゃんと仲直りする栄一がなんだかニクい。
この話からかな。ドジ男・栄一がサブキャラとしてちょいちょい登場するのは。また登場しないかな・・・