ペッパーズ・ゴースト

一日だけ帰省。電車内で伊坂幸太郎「ペッパーズ・ゴースト」の単行本を読む。2年前、発売直後に買ったのに、まだ読み終わっていない。この場合、読み終わっていないという表現は、正しくはあるけれど事実を正確に表現しきれていない。ちびちび読んでいるのだ…

皿洗いと静寂

ほぼ毎日やっている家事のひとつに、皿洗いがある。夜、寝る前に食器を洗い、拭き、乾かす。その一連の作業がやり終わらないことには、安心して寝ることができない、とまで思うようになった。それをやらないと安心できない、と言うと多少ネガティブに聞こえ…

申し訳なさを帳消しにする

休日、一日中家でのんびり過ごしていた。壁面本棚を眺めながら、最近は本が増えるペースが落ちたなあと思う。いや、落ちてしまったということではない。自らそうしているに過ぎない。いま棚にあって、読み終わっていなかったり、まったく読んでいなかったり…

サグラダ・ファミリアの完成を前に想うこと

東京国立近代美術館で「ガウディとサグラダ・ファミリア展」が開催中で、これは行きたいな、と思っていたのだけれど、オープン直後からものすごい来場があるようで、なかなか行く日を決められずにいた。職場から歩いて行けそうなので、平日の仕事終わりに行…

猛暑日のジョギング

RUN

オフでまる一日、特に外出する用事もなく自宅でのんびりと過ごしていた。外は災害級の暑さ。「災害級」とニュースで言うようになってから(熱中症による事故が多くなっていることで報道が過剰になっているとも言えるのだろうけれど)、なるべく無理はすまい…

日記兼ミニエッセイを書く原動力

「サンドイッチブルース」を久しぶりに読んだ。ああこれこれ。自分はこういうエッセイを書きたいから、いま日記兼ミニエッセイを毎日書く事に気を配っているのだ、ということを思い出した。何も変わったことを書こうとは思っていない。刺激的な出来事がない…

寄り道できない

BOOKSHOP TRAVELLERへ、本の補充をしに行ってきた。自由が丘から祖師ヶ谷大蔵まで、片道1時間弱か。 明治神宮前駅で千代田線を待つ。小田急線と直通運転のそれに乗れればスムーズに行けるのだけれど、代々木上原止まりの千代田線だと終点で一度降りて小田急…

街路樹の百日紅

急に街で百日紅の花を見るようになった。1週間前に、今年はもう咲いているのか、と驚いたのを覚えている。その後あちこちで、まるで示し合わせたかのように咲き始めた。多少の早い遅いはあれど、気温を敏感に察知して咲くのが本当にすごい。 2年前、建物点検…

夜にやること

夜にやることが多い。ジョギング、明日の準備、勉強、仕事、ブログ、ネットサーフィン・・・。寝る時間が遅くなるたびに、本当はそれではいけないと思うのだけれど、朝は逆に頭が働きそうで働かないので、結局夜になってしまう。そういう体調なのだろうと思…

ラーメン

昼間、久しぶりにラーメン屋でラーメンを食べた。 しばらく食べていなかったのは、正直に言うと我慢していたからだ。なんだか最近、ラーメンを食べると体調が悪くなるような予感のようなものがあって、遠ざかったいてた。しかし今日、昼間外出をしていて、お…

夕方に走る

RUN

ジョギングを続けている。もう義務感というものはあまりない。走らないと身体のバランスを整えられないような気がするし、歯の奥に小骨がささったようなイヤーな感じがするから、走っている。好きで走っている。そう堂々と言える。 午前中は家にいたので、平…

散歩みたいな

RUN

今日は特に腰が痛くて、いつものコースを1周走ることができなかった。オフで、寝転がって過ごしていたから、その体勢が良くなかったのだろうか。普段仕事のときは、歩いたり座ったり緊張して業務をしたりしているからか、腰の痛みも気にならない。ということ…

演説にならないブログ

私の尊敬する内田樹がその著書の中で、ツイッターの出現によってこれまで身辺雑記エッセイが多く含まれていたブログの書き手のうち相当数がツイッターへと流れ、ブログには、「政治経済社会文化のもろもろの事象についての「演説」に類するものが残されるの…

新しい世界

仕事で自由が丘の自宅から千葉の行徳へ向かう電車内。中目黒から茅場町までは日比谷線。乗り換えて茅場町から行徳までは東西線。日比谷線と東西線は地下鉄なので、40分程度、地下にいることになる。そして東西線は、南砂町駅を過ぎると地上に出て西葛西に着…

アラカンパーニュのタルト

アラカンパーニュのタルトを久しぶりに食べた。誕生日が近いからと家族が買ってくれたものだ。マンゴーとパイナップルがたっぷりのっていて、食べ応え充分。こういうのをたまに食べる時の幸福感は半端ではない。こういう時、美味しいケーキ屋が近くに会って…

シュークリームの箱を抱えて歩く

仕事の帰りにケーキ屋に立ち寄り、シュークリームを買った。思ったより早めに仕事が終わった日曜日の夕方前、ちょっと気が緩んだかもしれない。帰りの電車の中で、どこで道草を食おうか迷った挙句に、絶品のシュークリームのあるケーキ屋にしようと決めた。…

どっちだっていい

ぶつかり合う二つの意見があったとして、自分はどちらの意見を支持するのか。どちらが正しくて、どちらが間違えていると思うのか。そう尋ねられることがある。自分から自分に問うこともある。そういうときの今の自分なりの暫定的な答えは、「どちらでもよい…

めっちゃホリディ

熊谷の太原堂で店番をしているといつも、外で音楽が流れている。ラジオなのか有線なのか、昔懐かしの音楽が聞こえてきてなつかしくなる。今日は「ハナミズキ」と「Yeah!めっちゃホリディ」がかかっていた。あと「ひだまりの詩」もだったかな。10年も20年も…

セット

東林間へ。仕事を済ませ、帰りに寄ろうと思っていつもの蕎麦屋さんに行ったら、閉まっていた。しばらく15時までの営業とさせていただきます、と貼り紙。夕食で立ち寄ったのが初めてだったから、気づかなかった。昨日から食べようと決めていたお蕎麦があった…

シューズ

RUN

ジョギング用のシューズを買った。今履いているシューズの劣化が限界に達していたからだ。雨の日に走ると雨水がソールを越えて靴下を濡らす。これはもう買わないとダメだと思った。 どうせなら履いて気分が上がるものが良い。しかし高すぎるものは買いたくな…

流れをつくる6人

ジョビジョバのYouTubeを何度も見ては、笑っている。6人のおじさんが真剣に、面白く話をまわしていく様子は本当に圧巻。くだらないと言えばくだらないのだけれど、息の合ったやりとりに、笑いながらしびれている。 「空気を読む」というと今は若干強制感をと…

走り出してすぐに感じる予感

RUN

ジョギングを日課にしてから、気づいたら半年を過ぎた。まだまだ始まったばかりだし、通過点でも何でもないけれど、一定の継続の波に乗れている実感があって心地よい。 家を出て走り出すと、なんとなく身体が軽くて、これなら今日もいつものコースを気持ちよ…

今日もていねいに

今日もていねいに。大切にしている言葉だ。尊敬する松浦弥太郎さんの言葉を反芻しながら、成熟した大人になりたいと思いながら、一日一日を過ごしている。この本はだいぶ昔に買った本で、何度も読んでいる。最近は、ここに書かれていることはだいたい自分の…

受け手がいるという実感

昨日、熊谷の本屋で店番をしていたら、女の子のお客さんが入ってきて、しばらく本棚を眺めていた。本が好きなんだな、と思って見ていたら、レジにつかつかとやってきて、おもむろに、私の選書が好きであること、応援していることを告げられた。あまりに嬉し…

ねこはるすばん

お題「大好きな絵本は何ですか?」 ねこはるすばん/町田尚子 ほるぷ出版 猫が人間の知らないところで実は遊びまわっているのかもしれない。知らないのは人間だけで、猫の世界では当たり前なのかもしれない。「人間の視点」という枠組みを外して考えない限り…

昼間のジョギング

RUN

夜、帰宅後が日課になってだいぶ経つなか、今日は昼間、明るいうちにジョギングをした。暗い中を走っている時とは違った景色が目の前に広がっていて、心地よかった。腰の痛みは相変わらずだけれど、ゆっくりペースでも、快適に走ることができた。 いつも夜に…

猫のように

日光が直接射し込んでいるドライエリアの床で、猫が寝転んでいる。快適な場所を見つけるということに関しては、猫は本当に感度が高い。腹を上に向けて気持ちよさそうに寝そべっている時など、その腹をわしゃわしゃと撫でたくなる。床のモルタルの冷たさと、…

帰省-食べすぎ

連休、少しだけ帰省。 何年経っても、人が集まるところに居ることが苦手なのは変わらない。多少は「そういうもんだ」と思ってストレスを受け流せるようにはなったのだろうけれど、心の根っこの部分にあるほんのちょっとのざわつきは、たぶんなくなることはな…

モノを落とす

手元の動作が雑で、よくモノを手から落とす。お皿を洗って拭いているときにお皿を落として割ってしまうとか。何年か前には、当時カバーもせず露出したまま持っていたスマホを胸ポケットに入れようとして、落とした。スマホの画面に亀裂が入り、泣きながら交…

思い込みは良くない、という話

好きな惣菜パンの自動販売機がある。パンオショコラが180円で食べられるのだ。そのチョコがカスタードクリームのバージョンもある。そのパンがどこのメーカーのものか調べようとしたのだけれど、どうしてもメーカーが思い出せない。自動販売機の表面に名前が…