受け手がいるという実感

昨日、熊谷の本屋で店番をしていたら、女の子のお客さんが入ってきて、しばらく本棚を眺めていた。本が好きなんだな、と思って見ていたら、レジにつかつかとやってきて、おもむろに、私の選書が好きであること、応援していることを告げられた。あまりに嬉し…

ねこはるすばん

お題「大好きな絵本は何ですか?」 ねこはるすばん/町田尚子 ほるぷ出版 猫が人間の知らないところで実は遊びまわっているのかもしれない。知らないのは人間だけで、猫の世界では当たり前なのかもしれない。「人間の視点」という枠組みを外して考えない限り…

昼間のジョギング

RUN

夜、帰宅後が日課になってだいぶ経つなか、今日は昼間、明るいうちにジョギングをした。暗い中を走っている時とは違った景色が目の前に広がっていて、心地よかった。腰の痛みは相変わらずだけれど、ゆっくりペースでも、快適に走ることができた。 いつも夜に…

猫のように

日光が直接射し込んでいるドライエリアの床で、猫が寝転んでいる。快適な場所を見つけるということに関しては、猫は本当に感度が高い。腹を上に向けて気持ちよさそうに寝そべっている時など、その腹をわしゃわしゃと撫でたくなる。床のモルタルの冷たさと、…

帰省-食べすぎ

連休、少しだけ帰省。 何年経っても、人が集まるところに居ることが苦手なのは変わらない。多少は「そういうもんだ」と思ってストレスを受け流せるようにはなったのだろうけれど、心の根っこの部分にあるほんのちょっとのざわつきは、たぶんなくなることはな…

モノを落とす

手元の動作が雑で、よくモノを手から落とす。お皿を洗って拭いているときにお皿を落として割ってしまうとか。何年か前には、当時カバーもせず露出したまま持っていたスマホを胸ポケットに入れようとして、落とした。スマホの画面に亀裂が入り、泣きながら交…

思い込みは良くない、という話

好きな惣菜パンの自動販売機がある。パンオショコラが180円で食べられるのだ。そのチョコがカスタードクリームのバージョンもある。そのパンがどこのメーカーのものか調べようとしたのだけれど、どうしてもメーカーが思い出せない。自動販売機の表面に名前が…

久しぶりに訪問したコーポラティブハウスにたどり着く直前に、ぽつぽつと雨が降り出してきた。ついてないなあ、でもまあ、とりあえず雨宿りもできるから良いか、と思っていたら、雨は急に土砂降りになり、気づいたら雹になっていた。床タイルに氷の塊がぶつ…

秋葉原

大学時代のサークル仲間で集い、秋葉原で食事をした。コロナ禍になってからは、大人数での飲み会に限らず、他人と外で食事をすること自体ほとんどなかったから、ずいぶん久しぶりに会ったという印象だ。子どもが産まれました、と報告をもらったその子どもも…

与えるモチベーションは感謝の気持ち

いままでは誰かの助けを借りて、誰かのおかげで生かされていた。それに対してこれからは、受け取るのではなく与えることに力を注ぐのが望ましい。そのためには、相手に対する感謝が必要である。〇〇してくれてありがとう。一緒にいてくれて感謝している。そ…

気分転換

RUN

最近は、腰の痛みによる苦痛もやわらいできて、毎日のジョギングが難なくできるようになってきた。あたたかくなったことによる影響も大きい。さあ走ろう、と玄関を開けるのも楽だ。 仕事から帰ってきた後、夜に走るのが習慣になりつつある。最初のうちは、帰…

新年度

大学職員の仕事で、出勤。新年度が始まり、自分が学生ではないけれど、それでも気持ちを新たにした。 新年度初日から、普段と何も変わらないよといった風情で演習室にこもり、教材を広げ、勉強をしている学生を見て、「学びたい」という想いの強さを感じた。…

仕事はイヤイヤやってはいけない

私にとっての「居場所」的なカフェで、久しぶりにゆっくりのんびりコーヒーを飲みながら過ごしている。手には、「イノダアキオさんのコーヒーがおいしい理由」。コーヒーを淹れるということをもっと深く知りたいという方に、ぜひ読んでほしい本だ。 仕事はイ…

自分だけが知っている

4月から仕事場が駿河台に変わる。大学時代、何度か画材を買いに檸檬画翠に行ったのを思い出す。自分にとって、知が詰まっている街だ。 新しい街が拠点になると、その近くで自分なりの居場所と呼べるような場所を探したくなる。それはきっと、自分だけではな…

一ノ瀬珈琲

喫茶店、と表現したらちょっと違う気がするけれど、店名は「一ノ瀬珈琲」。コーヒーが美味しいお店だ。東林間に来ることが割と多く、度々ここで休憩をする。自家焙煎豆のブレンドコーヒーが、適度な苦みでおいしい。今日もここでコーヒーを飲んでゆっくりし…

崩さないように

RUN

腰を痛めて不安になり、ちょっと腰を使う作業をしたから翌日が怖くて不安になる。こうしてジョギングをサボる口実がどんどん増えていく。どんなに寒くても雨が降っていても、これまでは家を出ることができたのに。一度なまけると、なまけ続けるのが楽になっ…

不寛容論

私が本を置いている本屋が4月に移転するので、その準備をしている。荷物を運ぶ車の中。久しぶりに聴いたラジオでは本をテーマにパーソナリティがしゃべっていた。 テーマは「寛容」。「不寛容論」という本を課題図書に挙げていた。自分もこの言葉はいつも強…

腰の痛みとの共生

RUN

ここへきてやってきた腰の痛みを、季節の変わり目のせいにしている。急に暖かくなったからだ。そうやって自分のなかで原因を特定し、決めつけてしまえば、「なぜ」と悩むこともない。あとは、夕ご飯の食べすぎか。食べすぎたと感じた日の翌日はたいてい痛い…

本を読むことによる害

もし本を読むことに害があるとしたら・・・。と、ふと考える。他人より多少本を読んでいるという自信があって、それなりに知見を得ているだろうという自負がある。その自負が、自分を自分勝手にさせているのかもしれない。そう思った。 仕事仲間と電話で話を…

二つになった器

確定申告書を書くために一日自宅にこもっていた。なかなか思うように進まずあわてる。結局ほぼ一日を費やしてしまった。早いタイミングでの着手が必要なのは、つまりそういうことなのだ。さぁ、と始めた時に、最も多くのエネルギーを必要とする。軌道に乗れ…

心を波立たせない

心を波立たせない。いつもそうでないとと自分に言い聞かせている言葉だ。しかし、意識する気持ちが強ければ強いほど、その境地から逆に遠ざかってしまう、不思議な言葉のようにも思える。心を波立たせないようにと注意すればするほど、それに反する感情が湧…

2月26日

2月26日。あ、姪の誕生日だ、と思って妹におめでとうと送ったら、「ありがとう、明日だけど」。あれ、そう言えば、とLINE画面を上にスクロールする。すると、一昨年も同じように2月26日におめでとうLINEを送って、明日だけど、と指摘されていた。2月26日。二…

報酬の一部を自己投資に使うということ

「あれ、あの言葉、彼の著書で読んだと思うんだけど、どの本だったかな。これかな。違うな。どれだろうな。彼の本で読んだのは確かなんだけど」このように、どの本で読んだかを忘れてしまうことはよくある。本棚に彼の著書がたくさん並んでいるのを見て、探…

お手本のような存在

憧れている俳優の寺脇康文さんが「相棒」に帰ってきてくれて、大活躍。そんな彼の今の年齢と、「相棒」がスタートしたときの年齢を知って、びっくりした。いつまでも若くてカッコいい、そして優しい、そんな亀山薫のような男に、なりたいといつも思う。 「相…

期待しすぎないこと

「他人を信用する」言葉で言うのは簡単だけれど、実際に行動で示すのは思いのほか難しい。何が言いたいのか、考えれば考えるほどこんがらがってくるのだけれど、例えば何か一緒に仕事をしている相手に対して、過度な期待をすると、それが裏切られたときのシ…

100日

RUN

毎日走ろうを決めて始めたのが昨年の11月5日。その日から今日まで、短い距離だし、遅いペースではあったけれど、毎日走り続けることができた。今日でちょうど100日。 100日続けて感じたことは、身体が動きやすくなったとか、ばてにくくなったとか、そういっ…

田所商店

先週に引き続き、仕事で妙典に行ってきた。今日の昼ご飯は、また違うところへ行こう、と思い、これまたずいぶん久しぶりに、味噌ラーメンが最高に美味しい田所商店に行った。昔から繁盛していて、数台停まれる駐車場もすぐいっぱいになるので、混雑時は警備…

くるまやラーメン

何年振りだろう。妙典のくるまやラーメンに行った。3年前に都内に越してきてからは少なくとも来ていない。社会人になりたてで、自由な独り暮らしを謳歌していたころに何度かラーメンを食べたくらいだ。もしかしたら10年以上来ていないかもしれない。 そこの…

100日ジョギングなら

毎日走ることを習慣にしてから、今日でちょうど3か月になる。平日は仕事終わりの夜に走ることが多いので、寒いこの時期はいちばんつらい。それでも寒さのピークはなんとか越えたのではないか、と安心し始めている。これなら、大雨や大雪、雪が積もって滑る…

熊谷も冷たい空気

今日は熊谷へ。最近は1ヶ月に一度、必ず訪れる街だ。暑い街も、冬となるとさすがに寒い。空には雲が一つもなく、晴れというより、冷たい風をいっそう冷たく感じさせる空、といった感じだ。 一度だけ食べたことがあって、美味しかったラーメン屋さんの前をい…