はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」
右京さんの相棒が甲斐君になったあたりから、大好きな「相棒」をリアルタイムで観れていない。年末年始に帰省したときに元日スペシャルを観るくらいだろうか。DVDや配信動画などでいつかまとめて観て楽しもうと企んでいる。そんな「相棒」の、いままで観た中で心に残る好きなストーリー10選。最近のストーリーが入っていないのは、要はそういう理由。
- クイズ王
- バベルの塔
- 桜田門内の変
- 右京、風邪をひく
- BIRTHDAY
- ついてない女
- ミス・グリーンの秘密
- 汚れある悪戯
- 女王の宮殿
- 20世紀からの復讐
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1.クイズ王(Season2 第12話)
「クイズに3問間違えたら、公園にいる人を無差別に撃ちます」見えない相手と右京と薫が電話越しに戦う。かなり初期の頃の話で、スペシャルでもなんでもないけれど、一番好きかな、と今でも思う。何度でも観返せる。円周率小数点以下151位の数字を3秒で答えちゃう右京も、島根県の県庁所在地を自信満々に「松山」と答える薫も、大好き。
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2.バベルの塔(Season5 第11話)
「相棒」の他の刑事ドラマにないスケールの大きさを感じた初めてのストーリーが、冒頭から荘厳な音楽と神話の説明が流れ、ビルの屋上で大塚寧々が自らのこめかみに拳銃をあてるシーンから始まる「バベルの塔」。犯人の指令で撃たれそうになる議員を間一髪で救った右京と薫の目の前で、「どいて!」と叫ぶシーンは鳥肌もの。高層ビルを舞台に、言葉を話せない一人の女の子がバラバラだった二人を繋いだという流れを、「高い塔を建てようとして神の怒りにふれ、言葉を使えなくなった」という神話になぞっているのが面白い。
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3.桜田門内の変(Season4 第21話)
警視庁内で刑事が次々に毒殺されるが、全ては、一人の男を殺そうと仕込んだ罠によって起きたものだった。とぼけた印象の轟木(小倉久寛)が気楽なストーリーのような空気を出しているけれど、すれ違いでどんどん犠牲者が出てくる展開は結構衝撃的。こちらは「桜田門外の変」へのオマージュかな。
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4.右京、風邪をひく(Season8 第18話)
老人からネックレスを奪った挙句殺してしまったカップルが、逮捕される。伊丹の勘の良さによる早期決着かと思いきや、その前に特命係が動いていて・・・。時間軸をさかのぼりながら徐々に真相が明らかになっていくという構成が面白い。
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5.BIRTHDAY(Season11 第18話)
普通に観ていてまさか最後に涙が出るとは思わなかった。意表をつく感動という点では一番だと思った。ハッピーエンドなの?そうだよね?どうなの?とはっきりしないまま終わるのが本当にニクい。
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6.ついてない女(Season4 第19話)
自称ついてない女、月本幸子の初登場回。足元についた血痕に気づいた右京が逃亡する幸子を追う、そのバスの中での攻防戦が手に汗握る展開。一番最後の「月本幸子です。幸せな子と書いて、幸子です」で一気に涙腺が緩みます。刑務所で服役する幸子が脱獄するSeason6の「ついている女」「狙われた女」も必見もの。
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7.ミス・グリーンの秘密(Season8 第3話)
ハプニング動画を撮影していた男性の死体が発見され、彼を探っていたという女性(ミス・グリーン)をマークする神戸。だが彼女にガーデニングに付き合わされたり、「初々しい新芽ね」とからかわれたりする。神戸尊が登場するシーズン8において、彼のカッコよさが前面に出ている傑作。「あなたには、新芽は摘めません」「ずるいのね」というやりとりがカッコいい。
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8.汚れある悪戯(Season4 第11話)
女性が誘拐されて、「スサノオ」と名乗る犯人から身代金5億円をヘリコプターで上空からばらまくように指示される。ネットの掲示板でそのことを知った大勢の人が集まる中でまかれる札束。そこで誘拐された女性は助けられるが、スサノオによる誘拐は続く。一番最初の元日スペシャルは、甲本雅裕と葉月里緒奈による気味悪くも緊張感のあるストーリー。ワーグナーの「ワルキューレの騎行」がよく似合う。
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9.女王の宮殿(Season5 第17話)
山奥で迷い、屋敷にたどり着いた右京と薫が、そこで開かれていた女王モナミのパーティに参加し、事件に遭遇する。パーティ参加者一人ずつ話をしていきながら窃盗犯をつかまえたり、女王の隠し事をつきとめたりする、ロールプレイングゲームのような展開が面白い。エンディングで流れる「亡き王女のためのパヴァーヌ」が美しい。
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10.20世紀からの復讐(Season6 第15話)
薫が偶然立ち寄ったコンビニで、連続爆弾魔の人質になる。爆弾魔は薫に恨みをもっていて、爆弾が爆発した場所から何か思い出すことはないかと問う。薫に恨みをもつ爆弾魔の情けない事情に、悪いけれどちょっと笑ってしまい、「爆弾魔」「爆弾魔による事件を利用して彼女とヨリを戻そうとする男」「彼女」の3人の偶然の結びつきにフィクションならではの興奮を覚える。
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