Season4-21 桜田門内の変

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今回はシーズン4の最終話、「桜田門内の変」です。





これは大好き。脚本のクオリティは全話中最高レベルだと思います。タイトルもなんかカッコいいし。



警視庁内で青酸カリによる毒殺事件が2件同時に発生。タバコを吸った山田と、トランペットを吹いていた綿貫の2名。無差別テロではと警視庁内は騒然となるが・・・

実は、複数の人間が一人の警部(轟警部)を殺そうとしてしかけた毒によって、不幸にも別の人間が死んでしまう、という話なのです。

轟警部のタバコに毒をしかけたつもりが、実はそのタバコは山田のもので、それを返してもらって吸った山田が死んでしまう。また、轟警部のトランペットに毒をしかけたつもりが、実はそのトランペットは綿貫警部のモノ。轟のトランペットの方が高級品であることを妬んだ綿貫が、たまたまいたずらで自分のトランペットとすりかえていたのだ。もと通りに戻したあと、自分のトランペットを使った綿貫が死んでしまう。


警視庁内という限られた空間内で次々に起こる毒殺事件。無差別テロを思わせるこれらの犯行が、実際には一人の人間を殺害するためのものであり、これらの殺害計画が偶然すれ違ってしまう。そんな異様な光景を、「桜田門外の変」に例えて描写しています。




「バベルの塔」のときも言いましたが、これも最高傑作。ぜひ見て欲しいです。エンディングの威風堂々は、まじで鳥肌ものです!!