今回はシーズン6の第15話
「20世紀からの復讐」です。
ぼくの大好きなストーリーです。
段ボール箱に爆弾をしかけて爆発させるという事件が連続して発生していた。そんななか、今度は薫がたまたま立ち寄ったコンビニにダンボール爆弾を仕掛けた!犯人は店員(佐藤)を電話で脅して客と薫を人質に取る。
佐藤を心配して現場にやってくる妻の美登里。美登里は佐藤と別居中だったが、ニュースで佐藤のことを知り、心配してきたのだ。
そうこうしているうちに、佐藤は自分ひとりを残して人質を解放するよう犯人に電話で交渉したと言う。薫以外の客は解放されるが、薫は残ろうとする。薫の携帯が鳴り、出ると、それは本物の爆弾魔からだった。
実は、佐藤の言っていることは真っ赤な嘘。佐藤は、別居中の妻、美登里とよりを戻したいがために騒動を起こし、人質を解放してヒーローになることで妻の心を取り戻そうとしたのだ。しかし、ニュースをみていた本物の爆弾魔にとってみればどういうつもりだ?という心境。薫のことを知っていた爆弾魔は、人質のなかに薫がいることをニュースで知って薫に電話をしてきた。
今まで仕掛けてきた爆弾は薫への復讐の前フリだった。それらの爆発場所を思い出せと薫に迫る爆弾魔。そして思い出される過去・・・
捜査一課時代、犯人追跡中にたまたま通りかかったバイクを引き止め、そのバイクを借りていた。いままで爆発が起きていた現場は、そのバイクを借りた場所、バイクを返したときのバイク所有者(のちの犯人)の居住地などだった。つまり、そのバイクに乗っていた男、坂崎が今回の爆弾魔!!
坂崎は、当時彼女との待ち合わせに向かう途中に薫にバイクを奪われ、待ち合わせ場所に行けなかった。それがきっかけで自分の人生が狂ったと、薫を恨んでいたのだ。薫の妻・美和子を人質にとってコンビニにやってくる坂崎。そこで身に着けた爆弾を爆発させようとするが・・・
そこに制止に入ったのは佐藤の妻、美登里。驚く坂崎。なんと、当時坂崎と付き合っていた彼女というのは美登里だった。美登里は、父の具合が悪くなったために自分も待ち合わせ場所には行けなかったと告白。「うそだろ」とたじろぐ坂崎の爆弾のボタンを奪う薫。一件落着・・・
スンマセン、言葉ではうまく説明できましぇん。このストーリーの凄いところは、実際に観ないと体感できませんな。
電話口から薫を脅す爆弾魔。「20世紀から復讐しに来てやったぜ、亀山ぁ」・・・すげぇシビれた!!
過去からタイムマシンにのって復讐しに来る、みたいな飛びぬけた発想がイイ!
スペシャルでもなんでもないけど、ストーリーの質の高さは天下一品。ぜひ観てください!!