自分にとっての「100個つくるもの」は何か

YouTubeで所ジョージさんがしゃべっているのをなんとなく見ていて、そうだよな、大事だよな、と思うことがあった。それは、1個生み出しただけでうまくいくという考え方が図々しくて、球数としては1,000も2,000も用意しないと、ということ。思い浮かんだたった一つのアイデアを、大事にすると言ったら聞こえはいいかもしれないけれど、それではうまくいかない。100個200個とアイデアを出した中から厳選して持ってきてよ、と言われてしまうだろう。だから直前に準備するのではだめで、これはどうだろう、こんなのはどうだろう、とアイデアをたくさん出して、そこから選ぶ。そういうことを意識しなければと思った。

 


www.youtube.com

 

好きで購読しているブログで、同様の趣旨と思われる本をおススメの1冊として紹介していた。とにかく100案出すこと。100案出そうと努力することが、答えを出すうえで大切なのだと思った。

 

このブログは本日現在、2,386日(6年半)毎日更新している。ブログを毎日書くためにはそのネタを毎日収集して、それを言葉に起こす必要がある。当然毎日刺激的な出来事があるわけではないし、「これは何としても伝えたい」という想いがあるわけでもない。大事なのは、小さなことでも気づいたこと、気になったことを心に留めておいて、それを言葉にするまでを習慣化させること。あとは、その小さなことを心に留めておくために気づきの感度を高めておくこと。ブログを毎日書くことによる自身への一番の効果は、それによって成長することにあるのだと思う。

 

ブログを毎日書こうと意識することも、アイデアを100個出すということも、期待する効果は同じだろう。会心の出来だ!という1記事で満足するんじゃなくて、繰り返し書き続ける。そうして集まった記事を後で眺めることでしか、自分が言いたいこと、伝えたいことの核となる部分を見つけることはできないのかもしれない。

 

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さて翻って、自分にとっての「100個つくるもの」は何だろうか。イラストレーターはスケッチを100枚描くだろう。音楽家は曲を100曲つくるだろう。木工作家は雑貨を100個つくるだろう。お笑い芸人はコントを100パターンつくるだろう。では自分は?いまの仕事に無理やり結び付けようとか、そういうことは考えずに、自由に発想してみたら、面白いものが生まれるのではないか?何を100個つくるのかさえも分からないのに、結果だけを思い浮かべてワクワクするこの見切り発車よ。