乾いた土に水をやるから気持ち良い

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日曜日。朝から天気が良くカラッカラに晴れている。暖かく、日によっては暑さすら感じ始める、この時期が大好きだ。そんな時にジョギングするのは本当に気持ち良い。

 

歩道沿いにある鉢植えの花がきれい。思い切り日光が当たって花も気持ちよさそうだ。こういうとき、花が植えてある足元の土が気になる。その土が陽射しで乾く。その渇きを潤すように水をまくのを想像する。学校から帰ってきて、まっさきに麦茶をゴクゴク飲む少年のように、身体に水分が行き届き、生き生きとする植物の姿をイメージするのが快感だ。きっとその快感を味わいたいから、このところ毎朝自宅のベランダの植物に水をやっているのだと思う。雨が降ったときは、雨水のおかげで結果オーライなのだけれど、なんか違う。晴れて土が乾いたところに水をやるから、気持ち良いのだ。

 

ジョギングを終え、いつもより多い汗と、身体に帯びた熱を感じながら、息を整える。水分が身体から放出されたのを実感しながら、水を飲むのが気持ち良い。植物と同じだ。この一連の時間を、大切にしなければならない。