運動不足が身に染みる。これではよくないと思い、年明けのこの節目に、ジョギングを再開しようと思った。ゆるくでもいいから、ちゃんと続けようと。
まぐれで当選し、東京マラソンを走ったのが9年前。それ以来、エントリーしてもことごとく落選するものだから、本番があるという最大のモチベーションがなくなった気がして、走る習慣を失った。たまに走ったとしても、気が向いた程度。だから、ちょっとしか走っていないのに苦しくなり、楽しくなくなる。訓練して力をつけるには時間がかかるのに、衰えるのは一瞬。だから、少しづつでも続けることが大事なんだと身をもって感じた。
実家の近所を少し走る。小さいころ、毎日歩いていた道。遊びまわっていた道。実はよく知らない家。懐かしさと、新しい発見による新鮮さが、身体が浄化されていくような感覚とあわさって、独特の心地よさが生まれた。
だからこそ、すぐ息が切れて胸が痛くなり、足がとまってしまったことが悔しくて、続けなきゃだめだと思った。
目標は、毎週必ず。無理せず、続ける。ハイを味わう。そうやって走っている時間に頭に描いていることが、自分の仕事を進めるための潤滑剤になったら、良い。