こうして日々ブログに書き留めてきたことを、あるタイミングでまとめて一冊の本にすることができたら。そんなことをふと、考えた。ブログの記事数は本日現在1,864。1週間に2記事程度とはいえ、16年続けると結構なボリュームになる。もっとこのアーカイブの量的資源に対して、自分自身が価値を感じるようでなければいけないんじゃないかと思った。
今は、無名の人間でも本の体裁をとったものを手軽に発行できるようになってきている。ZINEという発行物がだいぶ市民権を得てきている、実店舗を持たない個人本屋さんが、その開業までのプロセスや、出版文化について思うこと、読書を通して伝えたいことなどを、エッセイ化して発信することができる。これはイチ本屋さんにとっても画期的な表現手法だと思う。
とはいえ、私自身がZINEを通して何を発信したいのか、その想いが明確にあるわけではない。何でもない日常をダラダラと書き連ねても、それを読むことにあまり意味は見出せそうにない。
ただ、謙遜しているだけでは、誰かにとっての重要な情報を届けるチャンスを逃してしまう可能性がある。何か、誰かの手助けになるようなアイデアが、自分の中に眠っているかもしれない。そう考えたら、これまで書いてきた記事を見直して、編集して、ひとかたまりのテキストをつくることに意味が出てくる。最近そのことにようやく気づいた。クライアントからの「ブログで書いていることを一冊にまとめたらいいと思うよ」という助言も、自分の背中をそっと押してくれている気がする。