久しぶりの再会

行きつけのカフェのスタッフが一昨年の3月、大学卒業と合わせてカフェのアルバイトも卒業した。それからもうすぐ2年が経つ。その彼女と今日、カフェで偶然再会した。「お久しぶりです。分かりますか」尋ねられて一瞬誰か分からずフリーズした失礼なわたしだった。

 

去年の3月に卒業してもうすぐ一年?なんて聞いたら、いやいや、一昨年の3月です、と言うから、わたしの中では1年もの時間の誤差がある。もうすぐ2年になる時間を1年たらずと勘違いしたのだ。時間感覚のずれが年々大きくなっている。なんとかならないものか。

 

その彼女に、改めて本屋になったことを報告した。「店主から聞いてました。びっくりしましたけど、でも安藤さんらしいなと思いました」その言葉を聞いて無性に安堵し、嬉しく感じたのは、なんでなんだろう。「自分らしさ」に無理にこだわって行動しているつもりはないのだけれど、結果、それらしさを発信することができているのかもしれない。