幼馴染

小学生のころからの幼馴染に、数年ぶりに会った。駅ビル内のカフェでそわそわしながら待っていたら、彼女は颯爽と、子供のころと変わらない笑顔でやってきた。4人の男の子を育てる母である彼女はそれはたくましく、しかし昔の面影もそのまま残していて、安心する。結婚して子供が生まれたと聞いた時は、大人への階段を先へと進む、そんな彼女に置いて行かれているように感じた。でも劣等感を感じているままではいられない。友達が頑張る姿に刺激を受けながら、自分も頑張ろうと思う。

 

いろいろと自営のことも応援してくれていて、嬉しかった。「誰でも応援するってわけじゃないからね。あなたのことは信用できるから」面と向かって言われたことに一瞬気づかず、だから、言われたことの重大さを少しずつかみしめるように味わった。