浦安でマヨネーズを買う

美容院に行くために妙典へ。その帰り、浦安にある好きなお店に立ち寄った。目的はマヨネーズを買うこと。このお店で知ったマヨネーズがおいしくて、このお店ではマヨネーズを買うとだいたい決めている。自由が丘に引っ越してから、自宅近くのセレクトショップでも扱っていることを知り、これでなくなったらすぐ買うことができる!と喜んだのもつかの間、品切れたのか商品替えなのかよくわからないけれど、最近お店から消えてしまった。このマヨネーズに飢えていたところだったので、せっかくだから買いに行こうということで、久しぶりに浦安の街を歩いた。

 

instagramの投稿を眺めては、店主がお客さんに愛されているお店ってこういうお店のことを言うんだな、と思っていたけれど、今日その愛される理由がなんとなく分かった気がした。お店に入って目的のマヨネーズがあることに安堵し、マヨネーズと、あとそれだけじゃ物足りないからとちょっとお菓子も手に取り、買った。店主に、このマヨネーズお好きなんですか?と聞かれたので、はい、と語気強めにこのマヨネーズのファンであることを伝える。少し前、緊急事態宣言中だったか、その時はオンラインショップでマヨネーズを買ったことなどを話すと、注文したことを覚えていたらしい。さりげなく名前をきく自然な会話の流れ。マスクで口元は隠れていても、細めた目からはちきれんばかりの満面の笑みがうかがえる。来ていただいてありがとうございます。その感謝の言葉を、そのまま返したいとすら思う。

 

ネットショップでも取り扱ってます。わざわざ来なくてもネット上で買えるようになってます。それでもお店に来て買う理由って何ですか。ないとは思うけれど、もしそう聞かれることがあったら、照れずに、こうこたえたい。直接来て買わないと、覚えてもらえないじゃないですか。そのお店が好きであると同時に、そのお店から好かれたいじゃないですか、と。

 

urayasumarkets.net