電車内の広告で気になって、帰りがけの本屋で探して手に取る。広告を見てなかったら知らなかったであろう本を、広告に釣られるかのように買う。これをたまにやる。まぁ、本だったら読んでみて「なんか違う」と思っても大きな損害を被るわけじゃないし、いいやと思っている。もっと大きな、自分にとっての重大な買い物は、広告なんか見たって決めないけれど。
「悪寒」最後にどんな結末が待っているのか、必要以上に期待させるようなコピーに多少疑いはあるけれど、なんかしびれさせてくれそうな気がして、いまから楽しみ。主人公が単身赴任中、実家の妻が本社の上司を殺害したという知らせが入る。出向先での上司の嫌味を読みながら嫌な気分を味わっているけれど、話がきっと良い方向へ転がっていくのだろうという良い期待感があるから耐えていられるようなものだ。