京島コーポラティブハウス

今日は、いつもお世話になっているまちづくりNPOの講演会を聞きに京島に行ってきました。


思い起こせば大学時代。都市計画系の研究室に所属していた私は、まちづくりNPOに興味を持ち、当時の建築系雑誌でその取り組みが紹介されていた神田のNPOに飛び込みで訪問しました。
教授が書いてくれた推薦文を握り締めてその事務所の門をたたいたときの、一大学生の緊張はいまでも覚えてます。そんなガチガチのぼくにコーポラティブハウスの企画について教えてくれたことがきっかけで、卒業論文を提出して卒業したいまでも、スケジュールが合えば情報交換会に出るなど、定期的に出入りしています。


そんなNPOが今回、京島でコーポラティブハウスを企画中であるとのことで、興味があって話を聞きに行きました。
集まった人たちはおそらく地元の人が多いのだろう。小さい子供をつれた夫婦や老人、若い女性もいた。それだけ「京島に住もう」というコンセプトに興味を持つ人たちが多いということだと思います。


ぼくの勝手なイメージでは、京島は古くからの街並みが残る下町であり密集市街地。そのくらいの印象しかなく、ほとんど来たことも無かったけど、今日話を聞いて、その印象がより深まった。昔ながらの街並みが残る傍ら、曳舟駅前は再開発が進行中。なにより今話題のスカイツリーの誕生により、今後発展が予想されるまちです。
それに加え、都心にもアクセスしやすいという利点があるにもかかわらず、墨田区という土地柄、どうしてもそのメリットが地価や賃料相場に反映されにくいそうです。


そんなある意味異質なまち、京島で、住民主体のコーポラティブハウスを企画する。ぼくは、できあいのマンションを購入するのではなく、一から自分達でつくるコーポラティブハウスを企画することによって、組合員同士に限らず、むかしから京島に住む住民ともすぐに仲良くなるような、そんな人たちが集まって京島がより元気になるようであれば、こんなにコーポラティブハウスのすごいところはないと思います。
「高齢化がすすんでいるまち=言い換えれば高齢者が住みやすいまち」
この言葉には「なるほど」と感心させられました。


土曜日、いい勉強になりました。企画がうまくいくといいなぁ・・・