冬に久しぶりに訪れるコーポラティブハウスで、その葉が落ちた潔い植栽を見て、なんだか心が落ち着いた。
暖かい季節に見るその植栽は葉をたくさん抱え、枝を伸ばし、花を咲かせている。そのボリューム感を味わうのがとにかく楽しい。だから春夏秋の植栽は大好きなのだけれど、一方で、うっそうと茂る葉にどこか鬱陶しさを感じることもある。その点、冬だと落葉樹の一切の葉が落ちて、枝だけになる。その姿を見るとなぜだかほっとするのだ。葉が落ちたスカスカの枝を見ることで、近くにある常緑の木々の暖かさが際立つのかもしれない。
今日も、言葉でうまく表現できないスッキリ感を味わった。この感情は、冬でなければ体験できない。