プロフェッショナルの自覚を持つこと

仕事。管理組合の臨時総会。民泊利用を禁止するための管理規約改正や予算案修正、大規模修繕工事を進めるための手順など、話し合う。また細かな問題に対する解決方法を探り、組合員間で合意する。年数がたてば年数が経ったなりのさまざまな課題があって、それと同時に、年数が経ったなりの信頼関係があるのだと感じた。

 

自分がそこでサポートする意義を見出すには。その管理組合にとって必要不可欠な存在になるためには。まずは自分がプロであることが大前提なのだけれど、その自覚が持てているかと聞かれると、首を横に振らざるを得ない。もう6年もやっているのに、恥ずかしい。

 

プロフェッショナルを目指すための心得として。とにかく一つのことに「覚悟」を決めてみる。そのためにとことん考える。これと決まれば、そこに向かって真っすぐ進めばいい。迷いもなくなるし、悩まずに済む。

 

いまいちど原点にもどり、自分はコーポラティブハウスをとおして何をなしとげたいのか、どうしたいのか、をじっくり考えよう。無から有をつくること、新しいコーポラティブハウスをつくって住まい手に価値を贈ることはもちろん、加えて、自分がいま関わっているコーポラティブハウスの管理組合の幸福度を最大化すること。そのために自分が得た知識や経験を提供する。つくるプロセスだけにメリットがあるのではなくて、完成後もずっと幸せなのだということを、示したい。関わっているすべての管理組合員に「ありがとう」と言われたら、もうあとは何もいらない。

 

・・・なんてことを、久しぶりにひっぱってきた本を風呂で読みながら、考えていた。そうするために、覚悟を決める。プロフェッショナルになれるように。自覚が持てるように。

 

プロフェッショナル宣言 (星海社新書)

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