FOREVER&EVER

何処まで翔べるのか確かめたくて

(LUNA SEA/FOREVER&EVER)

  

 

「趣味は何ですか?」と聞かれたときにスパッと答えられるような、そんな楽しみがあればいいなぁと思いながら、割と長いこと自分にとっての趣味は何かを考えている。音楽鑑賞?いやいや、そんなに聴くわけではないし、好きで聴く音楽の範囲が狭すぎて恥ずかしいくらいだ。映画鑑賞?相棒の劇場版を除いて、ここ最近全然観てない。ランニング?言えるものなら、言ってみたい。続かないから、困っているんだ。

 

読書?うーん、まぁ好きだし、最近でこそ人並みには読むほうだと思うけれど、趣味かと言われるとちょっと違う気がする。ほんとに読むのが楽しくて仕方なくて、時間を忘れるくらい読みふけってしまうというほどの本好きでは、決してない。「本を読む人間である」と他人に思われたいから、とか、「よく本を読んでいるだけあって、文章を書くのがうまいですね」と他人に言われたいから(本をたくさん読む=文章を書くのがうまい、とは一概には言えないでしょうけれど)、とか、そういった他人からの視線ありきの理由で読んでいる気がする。趣味でも娯楽でもなく、ましてや呼吸をするのと同じように自然にしてしまうものでもない。本に手が伸びる原動力は何かと冷静に考えると、義務感と焦燥感だ。

 

そうこう考えているうちに、もしかして「自分の趣味は何かを考えること」が趣味なのではないか、とまで思うようになってきた。趣味なんて、あれこれ考えて、これにしようと決断して、のめりこむようなものじゃないだろう。なければないで別にいいんだし、無理にこれだと決めることでもない。他人から「いいかげんやめなさいよ」と言われたってついやりたくなってしまうこと。明日までに完成させなければならない仕事があったとして、一夜漬けでつくらなければならいものがあるのに、仕事そっちのけでつい手を出してしまうようなもの。それが自分にとって無駄だと分かっていてもつい没頭してしまうこと。それが、趣味だ。

 

 

「没頭すること」「のめりこむこと」「熱狂すること」これらの重要性を説く人は多い。周りをみても、すごいと思う人は皆、なにかに熱中している。時間を忘れて、夜遅くなろうが関係なく、深く世界に入り込む。結局、仕事とプライベートを明確に分けるものはなく、仕事の外で熱中していることが仕事に生かされたり、もっと言うとそのまま仕事になったりするのだと思う。

 

たった一人の熱狂-仕事と人生に効く51の言葉-

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すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 (光文社新書)

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大学時代、ほぼ毎日触っていたクラシックギターがまだ手元にある。社会人になってから、一時期距離を置いていたこともあったけれど、このところ意識して触るようになった。新しい曲にチャレンジしようという意気込みは、あまりない。もっと高度なテクニックを覚えてレパートリーをどんどん増やしたいという欲望も、ない。一通り弾けるなじみのある曲を、もっと丁寧に、もっと美しく弾きたいと思い、同じフレーズを何度も弾いたりしている。

 

いわゆる「弾き語り」には、あまり興味がない。フォークギターをジャカジャカ弾きながら歌うということを、できるようになりたいという気持ちがない(できる人を見るのは好きだし、かっこいいと思うけれど)。これは、大学時代に軽音楽部ではなくギターアンサンブルを選んだ自分の性格が影響しているのだろう。コードを押さえてストローク、よりも、アルペジオの方ができるようになりたい。SUGIZOパートよりINORANパートが好き、と言ったような。この価値観、昔から変わらないなぁ。

 

 

趣味は、クラシックギターを弾くこと。いまは「SHINE」を世界一上手に弾けるように練習しながら、「FOREVER&EVER」に挑戦しようと企んでいる。Aメロから、難しすぎる。毎日イントロばかり弾いて、満足してしまっている。

 

LUNA SEA GUITAR SOLO INSTRUMENTS 2

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