H:星野源 -Hoshino Gen-

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youtubeで「オトナの!」を観ている時期に、出会った。OKAMOTO’Sのハマ・オカモト君と一緒に出ていて、良いお兄さん感を出していたけれど、自ら自分のことを「ちゃんとしていない」と言い、10歳年下のハマ・オカモト君のことを「しっかりしているんですよ」と言う。あぁ、なんて謙虚な人なんだろう。しかしそれがただの謙遜ではなく、本当に「抜けている」方であるということを、後に彼のエッセイで知る。へぇ、そういう方だったんだ・・・

 

しかし、そういう一面を見て彼に幻滅したのかというと、そんなことは決してなく、むしろそういう一面を見たことがきっかけで、彼を好きになり、彼の曲を聴こうと思うようになった。本も2冊買い、笑いながら読んでいる。「文筆家」という肩書きが名ばかりなどではなく、本当に文筆家なんだ、と思わせるきれいな文章が、そこにあった。

 

心のどこかで、私自身の抜けているところと重ね合わせて、共感してるのかもしれない。こうやって活躍し続けている彼でさえこのような一面があるのだと思えば、自分自身のダメさに対しても、帳消しとまではいかなくても、まぁそれでもいいじゃん、だって人間だもの、と思えてくる。彼は私のダメさを正当化し、励ましてくれる貴重な存在なんだ。

 

働き続けるという彼の意欲は、決してダメな男からのものではなく、尊敬に値する。そういうところは、素直にかっこいいと思うし、真似したいとも思う。