4月19日。日曜日。
昼間、少し仕事。竣工済み物件の仲介で関わっているプロジェクトの対応で。
そのお客様は、もともと別の不動産業者の紹介でこの物件を見ているのだが、そのときはしっくりくるものがなかったようで、その後、別のプロジェクト経由で私のところに来たことがきっかけで、再度検討いただく事となった。私にとっても、もちろん検討してもらえるということで嬉しかったので、質問について調べながら、ない頭振り絞りながら、回答をしていった。調べていく中で、「へぇ、そういう問題があるんだ」とか「エンド目線だとこういうことが気になるんだ」とか、いろいろと新しい発見に出会えた。
今日、そのお客様から、先に対応した不動産業者が物件について詳しく知っておらず、会話が噛み合わなかったことに対し、物件について知識のある人に対応してもらえて助かった、というお褒めの言葉をいただいた。もちろん私にただ知識があったというわけではない。もともと自社で設計している建物なので竣工図書があり、管理組合運営の補助をしているので売主である入居者とも面識があり、建物にだって少なくとも3ヶ月に1度は訪問しているのだからそれなりの経験談があり、といったラッキーな要素があったからなのだが。このあたりで、お客様に安心してもらえるような材料は与えることができたのかな、と思う。こうして喜んでくださるお客様に自慢の建物を紹介することができて、嬉しく思った。
まだ最後まで気は抜けない。最後まで、慢心せず。
これから企画を提案しようとしているプロジェクト。なかなか思うように行かず試行錯誤を繰り返しているプロジェクト。ヒアリングしたてではあるがこれから仕事へ結びつけようとしているプロジェクト。複数のプロジェクトがどんどん押し寄せてきて嬉しい半面、一つ一つの対応が手薄にならないか、不安だ。でも、この不安感、モヤモヤ感は、決して嫌いではない。それがないなんてことはありえない、といった方が近いか。どうせ自分ごときの仕事なんだから、何の不安もなく前へ前へ、なんてことは、一生かかったって無理なんだろうな。