樹形図

仕事をしてると、ふと気が緩んだすきにスタッフに案件について質問され、しどろもどろになり、自分がよく考えていなかったことを思い知らされる瞬間がある。

 

今日がまさにそうだった。自分が主導権持ってやってる案件について突っ込まれ、こたえに窮していたら、「頼りねぇな」と言われた。

 

なにも難しいことはない、こういうことが起こったらこう対応する、もしこういう方向に行ったらこう対処する、といったように、まるで2倍4倍と枝分かれしていく樹形図のように、起こりうる可能性について検討すればいいだけ。いや、いっそのことわかりやすく木を描いちゃおうか。枝にそれぞれ文字を書いてさ。

 

考え方はいたってシンプル。「難しく考える必要なんてないんだ」そういうアドバイスを聞くたび「簡単に考えすぎじゃないか?」と突っ込みたくなる時が多々あるが、ぼくはどちらかというと、考えようとすると難しく考えすぎ、かといって普段から考えているかというと普段まったく考えていない。そんな中途半端な立ち位置。これはマズい。

 

「日本人は自分の頭で考えなさすぎ。自分の頭で考えろ」いろんなところで聞き飽きるほど聞いたからたぶん日本人はそうなんだろう。そしてぼくもその一人。

 

仕事がつまんないだの、給料が少なくてやってらんないだの、上司とそりが合わないだの、仕事に対して悲観的になる理由はいくらでもあるけど、四六時中仕事について考えて、それだけで講演会開けるくらいしゃべれるレベルになって、会社に利益もたらすレベルになって・・・そうなってから言いたいこと言えよ、と自分に言い聞かせる。そんだけのレベルになってそれでも会社が認めてくれなかったら初めて文句言って辞めていいよ。でもそうじゃないうちは絶っ対に口にするなよ。

 

一昨日の日記で書いたことも少し撤回。『「これ以上はいくら残業しても給料が変わらない」ところまできたときに、それ以上の残業を強制的にしないようにする。自分はタダ働きしませんよ』じゃない。上記の「そんだけのレベル」になるために残業するのは正。タダ働きしませんよ、というのは愚。タダ働きしてでも、上記「そんだけのレベル」を目指せよ。

 

けっこう言われてへこみましたね。