会いに行こう わたしの好きな人に

元日はどうも外へ出る気になれず、もうすぐ夜になろうとするいままで、一日中家にいる。来てるかもしれない年賀状を取りにポストまで行くことさえ憚られたほどだ。このような出不精の自分を以前は「だらしないなぁ、ほんとに」と思い、改善することを諦めていた。けれど最近は、そんな態度を積極的にとれるようになった。無用なことのために外出する必要がないということは、内田樹の本を読んで学んだ。本当にその道を究めた武道家は、どうやっても危機にたどり着けないのだということは、「バキ」の渋川剛気から学んだ(漫画だ)。不用心に外出することで遭遇したリスクを、これまでの出不精のおかげでどれだけ回避できただろう。そう考えれば、この性格も悪いこととは言えない。そう思うことにしている。

 

とはいえ、初詣で気を引き締めることはしたい。久しぶりに実家に帰って家族にも会いたい。大晦日の紅白歌合戦で宮本浩次が「会いにゆこう わたしの好きな人に」といつものがに股で歌っていたから、まぁいいんじゃないかと思った。移動する以上、油断はしないけれど。

 


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