自宅にアートを

自宅のインターネット環境の具合が良くなく、駅前のWi-Fiを使ってスマホで書いている。ネットが思い通りに使えないとイライラするこの感じ、いい加減脱したいと思うのだけれど、仕方ない。

 

来年の住み替えに向けて、インテリアをあーだこーだ考え中。せっかく、自由設計を体験することができるのだから、最大限自分のライフスタイルに合致した住まいをつくりたい。けれども、当然のことながら空間には制約があり、予算には制約がある。夢の国をつくる訳じゃないんだから、現実をみなければならない。加えて、毎日を過ごす生活空間なのだから、刺激だけを求めて落ち着かない場所にはしたくない。なんとなくやってみたいとは思うけれど、必要ない、というものは多い。バランスを、大切にしたい。

 

アートパネル、ポスター、絵画、イラストを飾ることを、いままでにないくらい真剣に考えている。ただ部屋が殺風景だからアートでも飾ろうかな、好きな絵があるし、くらいの感じだったら、むしろ飾らないほうがいい。そういう意見にも触れて、その通りだと膝を打った。場所を間違えるくらいなら、ない方がすっきりしてて良い。でも、あることで空間が引き締まり、空気が劇的に変わる、という効果が期待できる点で、アートを取り入れたいと思っている。いままでは「そんなのいらない。あるだけ邪魔だ」と思っていたから、これも自分で考えて住まいづくりをする機会を得たからこその気持ちの変化だ。さて、どこに、どういうアートを飾ろうかな。

 

実は、寝室かリビングに飾るものは一つ心のなかで決めている。大好きな作家さんの絵だ。見ていると心が落ち着き、その絵のなかのゆったりした世界に自分がすーっと入り込むような感覚を味わえる。そんな絵が例えば寝室にあって、毎晩眺めることができたら最高だ。

 

あとは、あまりインパクトがあるものじゃなくて、カラフルなものでもなくて、威圧感を与えないようなもの。そういうアートをさりげなく飾りたい。気分に応じて定期的に替えるのもありだろう。構えて考えず、そんなに高くないものを、気軽に掛け替える。どんなものがいいか、InstagramやPinterestで探すのも楽しい。

 

この、住むまでのつくる時間、考える時間こそが、住まいづくりの一番有意義な時間なんだと再認識した。