何よりもここでこうしてることが奇跡と思うんだ

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12月9日。土曜日。

 

接骨、美容院と用事を済ませたあと、東京ドームへ。今年の自分にとってのビッグイベントのひとつが、THE YELLOW MONKEYの17年ぶりの東京ドーム公演だ。

 

17年前はドームに足を運べず、映像でしか見ていなかったけれど、その迫力はいまでも覚えている。しかし、活動休止を控えている彼らの顔にはあまり笑顔がなく、当時は全体的に「これで最後なんだ。しばらく会えないんだ」という悲しいムードが漂っていたように記憶している。と同時に、いつになるかは分からないけれど、必ず活動を再開してくれるだろう、という期待が、あった。公演直後に発表された「プライマル。」が明るくリズミカルな曲であることが、その期待を助長させた。しかしその期待は3年後、もろくも崩れ去ることになる。

 

それ以降、「復活なんてないんだろうなぁ」と諦めていた分際だったから、17年間、東京ドームに帰ってくるのを待ってましたよ、とは言えない。だけど、こうして17年という長い時間を経て再び帰ってきた彼らを迎えられることが、ただただ幸せでならない。解散を知った13年前の自分では想像もできないような奇跡だから。

 

何よりもここでこうしてることが奇跡と思うんだ

(THE YELLOW MONKEY/ALRIGHT)

 

ほんとにそう思ったよ。この歌詞はこの瞬間のためにあるんだと思ったよ。

 

「真珠色の革命時代」映像とストリングスの荘厳さに涙が出たよ。

 

「バラ色の日々」の歌い出し、一緒に歌って、完全に泣いたよ。

 

「My Winding Road」演ってくれたのがあまりにも嬉しくて、エマさんのギンギラギターとミラーボールに見とれてたよ。

 

「LOVE LOVE SHOW」世界のお姉さんとステージ両脇のM字開脚オブジェがエロチックすぎて、曲が入ってこないくらいだったよ。

 

なにより、過去の実績に想いを巡らせ、振り返るだけじゃなくて、これから進化していこうとする強い意思が感じられたから、嬉しかった。昔のままで行こう、と思っていたら、あんなギラギラな演出は企画できなかっただろうし。

 

最高な夜を、ありがとうございました。