特別お題「わたしの推し」
THE YELLOW MONKEY。彼らのことを「推し」と表現するとちょっとニュアンスが違う気がするけれど、「推し」→「スター」→「ロックスター」と変換すれば、しっくりくる。また、こんなカッコいい音楽があるよ、だからもしよかったら聴いてみてよ、と他人に推薦するという意味では、間違ってはいない。
中学生の頃に彼らを知った。虜になったことをよく覚えているのは、「MY WINDING ROAD」をCDで聴いたときだ。サビだけでなく、イントロも、Aメロも、ギターソロも、すべてに盛り上がりがある。サビ前の「とーきーのーなかでーいえー♪」が、かゆいところをピンポイントで掻いてくれる指のようで、とにかく心地よかった。
活動を休止し、そのまま徐々にフェイドアウトするように解散した彼らの復活を、「もうないんだろうな」と正直、一度諦めた。だから約6年前、2016年の1月に再集結というニュースを見た時は大げさでなく飛び上がったし、奇跡を感じた。
何よりもここでこうしてることが奇跡と思うんだ
(THE YELLOW MONKEY/ALRIGHT)
その後、今日までの約5年間、まるで中学高校時代に戻ったかのように楽しませてもらった。東京ドーム公演も2回も観ることができた。自分にとっての宝だと思った。
そして「シーズン2」と名乗る彼らの5年間の活動はまた幕を下ろした。しかしもう諦めることはない。「イエローモンキーはもう二度と解散しない」と吉井和哉が公言しているから。だから気長に、中学高校の頃の自分だったら気が遠くなるような時間であっても、待つことができる。いま目の前に彼らの姿がなくても、また姿を見せてくれるという期待だけが待つ動機づけになると知ったからだ。
今日、12月28日は彼らの誕生日。この日は武道館でライブをするのが恒例になっていて、今年も吉井和哉が武道館で演奏をしている(まさにいま!)。ハッピーバースデー。
どんな夢も叶えるあなたに会えたよ
どんな痛みにも耐えるあなたに会えたよ
(THE YELLOW MONKEY/DANDAN)