有楽町のわくわく

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駅前に行くたび、何か新しいものに出会える気がするから、有楽町が好きだ。

 

東京交通会館ビルの1階。大きな本屋で時間をつぶすのも良し。毎回いてくれるキッチンカーのチョコクロワッサンやコーヒーを楽しみながらベンチに座って一休みするのも良し。その時その時のお店の商品を眺めるのも良し。今日はSHOE SHINEという靴磨き屋さんが、おじさん方の靴を丁寧に磨いていた。靴磨きって、靴を差し出すお客に向かってひざまずいて磨く様子が、サービスする側と客との間の主従関係を表現しているかのようで嫌だった。けれど、客と会話しながらニコニコと靴を磨いている男の人と、だんだんきれいになっていく靴を眺めて同じくニコニコしている客を見て、それが偏見に満ちた考えであることに気がついた。サービスする側とそれを受ける側の関係は上下関係ではない。「お客様は神様」じゃなくて、対等だ。そう思っていままでサービスを提供することを心がけてきたけれど、それはどんなサービスであれ変わらないんだ。

 

ジャムを見ると、わくわくする。なくても生きて行けるけれど、あると毎日の暮らしがちょっと楽しくなる。そんな「ささいなもの」感が嬉しいのかもしれない。月島の「太陽のマルシェ」で以前買ったオリーブとレモンの瓶詰めバターは絶品で、少しづつすくってはパンに塗ったり、スパゲッティのソースにのせたりして味わっている。バターも、ジャムも。なくても何の問題もないけれど、あったらちょっと嬉しい、しかも選択肢はたくさんすぎるほどあって、選ぶプロセスが楽しいから、好きだ