シーズン12 第15話 「見知らぬ共犯者」
芸能界の辛口評論家である山路が殺害された。山路は週刊誌で若手俳優に対して辛辣な評価をしていた。人気俳優の有村も、山路に無能呼ばわりされたひとり。「実力ゼロ」と言われたことに発奮して海外へ修行に行っていたが、数年ぶりに帰国し、舞台稽古に励んでいた。そんな中、被疑者として聴取を受けていた大倉が山路の殺害を自供する。大倉は、山路の酷評がきっかけで起きた世間のバッシングに耐えきれずに自殺した女優、大倉奈津の父親だった。
右京は、大倉の自供をすぐには鵜呑みにしない。殺害時の状況を事細かく説明する大倉の言葉に偽りはなさそうに見えるのだが・・・
地味なストーリーかと思いきや、女優が自殺にいたる経緯の描写で急に悲しいストーリーに。そして父親による復讐劇かと思いきや、思わぬところから急展開を見せる。
「見知らぬ共犯者」がいたのか?と思ったら、ラスト2分くらいに、それを覆す驚きの事実が告げられて、涙が出てくる。こういう展開はほんとに、ズルい。