 【送料無料】相棒 season 4 DVD-BOX 2 |
 【送料無料】相棒（season 4 下） |
シーズン４ 第１５話 「殺人セレブ」
主婦の五島が自宅で首を絞められて殺害された。現場検証をしている右京は、五島がしていたマスクに付着していた毛皮に気付く。鑑識の結果、その毛皮はチンチラであることが分かった。なぜそのようなものが付着していたのか？右京と薫は、五島がよく出入りしていたという竹下の自宅へと向かう。
竹下は立派な豪邸に住むいわゆるセレブ。そんな竹下を尊敬する友達。しかし、話が五島のことになると、みんな黙ってしまう。五島を竹下に紹介したという仁科に話を聞くと、五島は竹下の持ち物をなんでも欲しがり、竹下は言われるままに高価なものを五島に与えていたという。さらにそうして竹下からもらったものを五島がフリーマーケットで売っていたことを知り、竹下に紹介したことを後悔した仁科は、フリーマーケットの件を竹下に話して謝ったという。
こうして竹下から五島への殺害の動機が見えてきたが、竹下宅にはチンチラの毛皮のものがなかった。しかし右京は、竹下が代々大切にしてきていた母親の形見の一つがないことに気付き、竹下が嘘をついていると見抜く。
母親の形見の首巻も五島に与えてしまった竹下は、それを返してもらおうと五島宅に言って口論になり、五島の首を絞めてしまった。大切なものをフリーマーケットで売っていたことが悔しくて、殺意さえあったという。しかし右京は、その首巻で首を絞めても殺害はできないと指摘。まさかの真犯人の正体を突き止める・・・
テーマは「モノに執着すると悲劇が起きる」
小さいころ、消しゴムを欲しがられて断ったら、その子が消しゴムを万引きして見つかり、それを苦に自殺した。
それ以来、消しゴムをあげなかった自分のせいだと思い、欲しいと言われたら断れなくなってしまう。
そんな心のトラウマを抱える女性が、そのことを知らない人間に勘違いされて起きた悲劇。
「与える方」もつらいかもしれないけど、それ以上に「もらう方」もプライドを気付付けられたのかもしれない。
「与える方」の心理だけでなく、「もらう方」の心理に突っ込んでいる点が深いと思った。
あぁ、確かにもらう方もつらいのかもしれないなぁって。
それが口論の中での五島の言葉に集約されていた。
「ちょっとホメたら気をよくして、さも『恵んであげます』みたいな目をして。だからもらってあげたのよ」
被害者には同情できないが、本心をついているのかもしれない。
