SuperDrive

5月3日。火曜日。


買おうと思ってていまだ買わずにいたCDを買いにDRIVE。


吉井和哉『THE APPLES』


このシンプルで潔いタイトルが、彼の意欲作であることを物語ってる。


先行シングル「LOVE&PEACE」は、奇しくも今の世の中を反映したかのように爽やかに響いてくる。


「プリーズ もうこれ以上 悪い出来事が君と僕とに起きないように♪」


今「悪い出来事」を想像するとみんなあの日を思い浮かべるだろう。


「途絶えることのない新しい命 殺しあっても無駄なことさ♪」


「日曜日の朝が来て歯を磨いたら ここはまだ平和な場所だ♪」


そう気づく彼がすごい。


「あっおれも平和なんだ」と気付ける。そんな曲。


ラストナンバーは「FLOWER」


ピンポイントでぼくの性感帯を刺激する音程。


「さぁ花のように さあ揺るぎなく 大雨が止んだらつぼみ開こう キレイな色してる♪」


花をみながら、そのように生きることを説けるような、そんな感受性がぼくにも欲しい。


「自分の血を愛せないと 人は愛せないとわかった♪」


「それは悪いけどたぶん」こんな歌詞は吉井さんにしか書けない気がする。


シビれるバラードしかり、ノリノリでコテコテのロックンロールしかり、運転しながら事故起こしそうになるような彼の曲が、麻薬のようにしみる。



勢いで買ったもう一枚は、同じく大好きなギタリスト、INORANのニューアルバム。


INORAN『Teardrop』


勢いでレジに並んだら、店員さんが奥から持ってきたのが、やたら横長のアルバム。


「えっこれ?」と一瞬戸惑ったが、実は初回限定盤は写真集&DVD付。


思いもよらぬ大出費を経て、車内で「SuperTramp」を聴く。


ソロ曲最大にカッコいい曲を大ボリュームで聴きながら、しばしDriveを満喫。


しかし7曲で5500円は高いな・・・


バンドサウンドに戻った今作みたいなのもいいけど、INORANにはクリーントーンを交えた爽やかなミドルテンポが似合う。


だいたいLUNA SEA復活したし、やっぱりソロよりもLUNA SEAの一ギタリストとしてのINORANが好きだ。


無口でシャイで、SUGIZOとの対比がめちゃめちゃカッコいいINORANをみせてください。