T:TAKURO

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日本を代表するロックバンドのリーダーとしての彼も好きだけれど、一人のギタリスト、一人の男として、本当にかっこいいと思う。高校大学くらいのときに、こういう優しさというか、器の大きさというか、そういったものを持つ大人の男になりたいと思った。メンバーをきちんと見守り、支え、良さを伸ばす。いつだって笑顔で、いつだって謙虚。理想のリーダー像だとも思った。

 

自分は彼のことを勝手に、「GLAYがすべて」な人なのだろうと思っていた。最近でこそ違ってきたけれど、以前はGLAYの曲のほぼすべてが彼の作詞作曲だった。彼が力を発揮するのはGLAYというバンドであり、TERUが歌い、HISASHIがトリッキーなギターを弾き、JIROがベースを弾く中でギターを弾くからこそカッコいいのだと思っていた。だから、彼がソロアルバムを発表したときは正直、「えっ、GLAYじゃない環境でやるの?」と驚いた。しかしその収録曲を聴いて、彼がひとりでやろうとしたことがGLAYで表現するものとは大きく異なっていたにも関わらず、それを表現することこそが、これからのGLAYの成長に直結するんだろうなぁという期待を持つことができた。

 

地図のない旅。明確な行先は決まっていないのかもしれないし、ものすごい回り道をしているのかもしれないけれど、そんな旅を経ることで得られる勲章が、いまの自分には必要なのだ。自分も、そういう旅をして成長しなければ、と思う。