趣味程度の距離感

雨もあってか、9月に入った途端に涼しくなって、エアコンを一日中つけていなくても過ごせるような日になった。そこで、数週間さぼっていたジョギングを再開した。毎日走り続ける、というのは難しくなってしまったけれど、なにせ自分にとっての走る目的は快感を得るため。頑張って毎日走ろうとしたら、苦役になってしまいそうだ。だから1週間に一度とか、土日だけとか、そのくらいの頻度がちょうどよい。「趣味はジョギングです。たまに気分転換に」と、聞かれたときに答える程度の距離感で良い。やらなければな、という義務にはしたくない。

 

走りながら、本屋の仕事のことを考える。今のペースで問題ないだろうか。もっとイベント出店やひと箱本棚で売上を増やす努力ができないか。もっと積極的にあちこち足を延ばす必要があるのではないか。などいろいろ。いつだってその場で結論は出ないけれど、あーだこーだ考えている時間そのものがなんとなく有意義で、贅沢だと思える。

 

9月になり、走りやすい環境になった。「暑いから嫌だな」という言い訳ができなくなった。本来、豊かな時間を味わえるのがジョギングだ。その時間を大事にしたい。