昔の自分が知ったら驚くであろうこと

昔の自分が知ったら驚くだろうなぁと思うこと。

 

本屋をやっていること。昔は読書が大っ嫌いで、全然読めなかったから、まさか本が(比較的)好きになって、本を扱う仕事をするようになるなんて、夢にも思わないだろう。

 

建築設計事務所で働いた事。設計センスのなさに涙した大学時代の自分だ。自分が設計事務所に行けるんだったら、意匠系の優秀な学生のほんの一握りしか設計事務所に就職できなかったあの頃はなんだったんだ。でも卑下してもしかたない。コーポラティブハウスという分野でやりたいことができたのは、一生の宝物だ。

 

都内に住んでいること。埼玉から、就職して千葉に来たのがせいぜいな自分だ。東京に住むなんてありえない。地価・家賃は高いし、にぎやかだし。そんな価値観だったから、いまの自分を知ったら卒倒するだろう(地価・家賃が高いこと、にぎやかなことは、変わらないけれど)。

 

LUNA SEAがいまも最前線で音楽を発信していること。終幕したことに落胆し、もう会えないのだろうと涙した自分だ。INORANが積極的に番組をもってしゃべり、SUGIZOがXを兼務しながら、昔と変わらず忙しくエネルギーを放出し続けている。そんな贅沢な時間がやってくるのだ。落ち込む必要はないよと昔の自分に言ってあげたい。しかも驚くことに、THE YELLOW MONKEYだって再集結し、いまは休憩中だけど、二度と解散しないと公言までしているんだ。こんなことが予想できるわけがない。

 

こうしてみると、全く想像できなかったことがいとも簡単に(きっと簡単ではないのだろうけれど)起きている。実現する前はできる気がしないことであっても、実現した後に振り返ると、あっけなかったりする。そういうものなのだろう。