朝ではなく夕方

ひとたび走ろう、という気になったら、すぐにでも飛び出したくなる。だからはやる気持ちを抑えて、アキレス腱をのばして、深呼吸をして、冷たい飲み物を飲む。この時期、昼間はちょっと危険だ。少し涼しくなってきただろうかという頃をめがけて、家を出た。

 

梅雨明けの、ぱっと気持ちも晴れるような天気が好きだ。仕事で外を歩いていると気が滅入ることも多いけれど、休日に走るとなると心持ちは少し異なる。誰に強制されるでもなく、自分の意志で太陽の光を浴びる。走った後の爽快感を前倒しで味わいつつ、ゆっくり走った。自分の意志で身体を動かしているのだ。無理やり苦痛を味わっているのではなくそれを楽しんでいるのだ。そうした実感があるから、走れているようなものだ。

 

気持ちが入りやすいのは朝ではなく、午後であるということに今日気づいた。4連休。その時間を大切に過ごそうと思う。