笑われて馬鹿にされて それでも憎めないなんて
自分だけ責めるなんて いつまでも 情けないね
手を繋ぐくらいでいい 並んで歩くくらいでいい
それすら危ういから 大切な人は友達くらいでいい
(中村中 / 友達の詩)
たまにはいつもと違う音楽を、とCDを探してプレイヤーで聴く。
なんか信念をもってそうという先入観からスタートした彼女の印象はやがて、
誕生日が同じだという偶然の理由で親近感に変わった。
正直な気持ちを吐き出した歌を聴くと、痺れを感じずにいられない。
曲によって変わる声色と憑依したような歌い方に、痺れを感じずにいられない。
手を繋ぐことすら、並んで歩くことすら、下手したら避けなければならないような世界で、
それでも他人との繋がりを持ち続ける方法は何?
「他人と繋がっているという事実を大切にして過ごさなきゃダメですよ」
という、壮大な説教か?