不安の正体

これからどういう働き方をしたら自分の身体が喜ぶだろうか、と考える。

 

こんな働き方をしたいんだ、というおよそのイメージは湧いている。しかし、そこにはいつだって不安がつきまとう。できなかったらどうしよう。思い通りにならなかったときに、元に戻れないんじゃないか。というように。

 

その不安の正体を掴むのに、一歩近づいた気がした。将来に不安を抱くのは、「自分に体験に基づく感覚がなければならないのだ」と身体が訴えているから。そうであるならば、自分が体験して感動したこと、嬉しかったこと、楽しかったこと、「またやりたいな」と思ったことなどを、ほんのささいなことでもいいから心にとどめておいて、その感覚を再現させるためにはどうしたらよいかという視点で考えると良いのではないか。そう考えれば、不安は消えるのではないか。

 

情報化社会では、情報をもとに考えることが大事だとされていますが、思考の出発点は体験に基づく感覚です。体験はライフハックできないことです。

 

不安と恐怖の高まりは、それだけでは生きていく上で危険だからと感覚が、身体が訴えているからではないでしょうか。

 

モヤモヤの正体 迷惑とワガママの呪いを解く

モヤモヤの正体 迷惑とワガママの呪いを解く

  • 作者:尹 雄大
  • 発売日: 2020/01/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)