植物をいただいた。どうぞ、ぜひ育ててみてください、と手渡されたのは、大きな葉っぱのギザギザした先に小さな葉っぱがびっしりついた植物。なんでも「マザーリーフ」というらしい。
自らの葉を栄養分にして、その表面から葉がさらに育っていく。そんな「つながり」を連想させる。自らの葉を犠牲にして次の命を育てている、ともいえるかもしれない。生命の神秘を感じる瞬間だ。
植物を育てるのは決して得意ではないけれど、こういうものを育てていく中できっと、心は豊かになっていくんだろうなぁ、という期待はある。ハーブ類をドライエリアに置き、1か月ももたないくらいで枯らせてしまった私としては、こんなことでくじけてはいけない、と自らを叱咤する。